「目撃」

1997年公開の映画の紹介です

監督は、クリント・イーストウッド。
デイヴィッド・バルダッチの小説が原作の、サスペンス映画です。
主演・出演は、クリント・イーストウッド、ジーン・ハックマン、エド・ハリス、ローラ・リニー、スコット・グレン。

老齢のルーサー・ホイットニーは、美術館で絵画のスケッチをし、一人の自宅に帰宅すると夕食を食べながらスケッチ帳の建物を眺めます。
間もなくその建物、資産家の豪邸に着いたルーサーは難なく忍び込みハイテクのセキュリティーを解除します。
そしてリモコンで隠れた扉を開けたくさんの貴金属や現金をバッグに詰めるのです。
すると人の気配がし部屋に閉じこもると、マジックミラーに気が付き椅子に座って様子を伺います。
豪邸の夫人・クリスティと男性・アランが酔っ払っていて、いいムードになるもアランが暴力を振るい始めます。
危険を感じたクリスティはアランをナイフで刺しますが、直後アランの部下数人が現れクリスティを銃殺してしまうのです。
迷った末そのうちの女性・グローリアは後始末を言いつけ数時間後クリスティの遺体を残して退散します。
すると凶器がなくなっていることに気づき部下の一人が戻り始めます。
ルーサーは凶器の袋を拾いバッグを背負い、窓からロープ伝いで何とか逃げ延びるのです。
捜査に当たった殺人課の刑事・セスは、奇妙な事件と思いつつ侵入の巧妙な手口にその地区に住むルーサーの存在を確認します。
一方、一人娘・ケイトに遠くに移る話をしたルーサーは、テレビにクリスティの夫と映る大物アランの姿を見て驚きます。
何事もなく力を貸すという態度に、ルーサーはつぶやきます。
「人でなしめ、お前からは逃げんぞ」

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原題は『Absolute Power』
直訳で「絶対権力」のようです。

クリントはこのころ60代半ば。
娘、ケイト役のローラ・リニーとのシーンが、なんとも微笑ましかったです。

グローリア役は、ジュディ・デイヴィス。
オーストラリアの女優さんです。
デビュー作の「わが青春の輝き」(1979)では、英国アカデミー賞「主演女優賞」と「新人賞」を受賞しています。
「裸のランチ」(1992)、「夫たち、妻たち」(1993)、「ローマでアモーレ」(2013)などの出演、
今年3月公開の「ニトラム/NITRAM」では、オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞主演女優賞を受賞しているようです。

皆様、お立ち寄りと応援ありがとうございます
「ニトラム/NITRAM」は、最近お気に入りの俳優さんが主演なので、超絶観たい作品でございます