高橋克実と生稲晃子がヤンキー先生に疑義 「何かね、力が働かなきゃ…

2017年06月14日 | 政治社会問題
高橋克実と生稲晃子がヤンキー先生に疑義 「何かね、力が働かなきゃ…」
6/14(水) 15:32配信 デイリースポーツ
高橋克実と生稲晃子がヤンキー先生に疑義 「何かね、力が働かなきゃ…」
高橋克実
 俳優の高橋克美(56)とタレントの生稲晃子(49)が14日放送のフジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」で、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡る「総理のご意向」文書の再調査に関して、ヤンキー先生こと義家弘介文部科学副大臣(46)の態度に疑義を呈した。

 加計学園の理事長は安倍晋三首相の長年の友人。同学園による獣医学部新設計画を巡り、内閣府から文科省に「総理のご意向」と伝えられたなどとする記録文書が流出し、文科省は再調査を行っている。

 同文書では、新設について厳しい姿勢だったとされる義家氏だが、13日の参院農水委員会では「一般論として、当該告発の内容が法令違反に該当しない場合、非公知の行政運営上のプロセスを上司の許可無く外部に流出させることは国家公務員法違反になる可能性があると認識しております」と、自身の部下でもある、告発した職員を処分する可能性に言及した。

 生稲は「義家さん、すごく棒読みでしたよね。だから、本意なのかどうなのかっていうふうに思って見てました」と、答弁の不自然さを指摘。

 高橋も「急に棒読みで、ああいうふうになるっていうのは、何かがあって急に変わらない限り、何かね、力が働かなきゃ、ああはならないような気がします」と同調していた。
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渡辺謙 不倫報道で6億円自宅から荷物たたき出される

2017年06月14日 | 芸能ニュース
渡辺謙 不倫報道で6億円自宅から荷物たたき出される

6/14(水) 16:00配信 NEWS ポストセブン
渡辺謙 不倫報道で6億円自宅から荷物たたき出される

妻とは別居が続いているという渡辺謙
 都内の閑静な住宅街の一角に佇む、レンガ調の一戸建て。黒い重厚な鉄製の門の奥には、手入れされた木々が生い茂る中庭が広がっている。敷地面積は約180坪、土地建物合わせて6億円ともいわれるその豪邸は、南果歩(53才)と渡辺謙(57才)夫婦の自宅だ。だが、ハリウッドで最も成功した日本人俳優が暮らすのにふさわしい瀟洒な邸宅は今、ほとんどの窓のシャッターが閉め切られたまま。そして──。

 発端は3月末の『週刊文春』の報道だった。渡辺とジュエリーデザイナー・A子さん(36才)がニューヨークで密会する姿が写真付きでスクープされたのだ。ふたりの交際期間は3年近くに及ぶという。

「報道後、謙さんは果歩さんにいきさつを包み隠さず話したそうです。ただ、果歩さんのショックはかなりのものでした。浮気や遊びと言い訳できるレベルではなく『本気不倫』でしたから。しかも昨年、乳がんの手術を受け闘病中の果歩さんに、謙さんは寄り添う姿を見せていたにもかかわらず…ですから。果歩さんは3か月近く経った今も全然心の整理がついていないみたいです。ふと考えてしまい、気づいたら何時間も過ぎているというようなことがあるそうです」(芸能関係者)

 冒頭の自宅は、2015年末に建てられたばかりの新築で南の母親も同居していた。しかし、そこから渡辺の姿は忽然と消えていた。

「あれだけの不倫が報じられて、義理のお母さんと一つ屋根の下っていうのは正直つらいでしょう。仕事のかねあいもあるんでしょうが、謙さんは今はホテル住まいを続けているんです」(渡辺の知人)

 5月下旬、ふたりの新居から数箱の段ボールが運び出されていた。南は在宅していたが外には出て来ず、女性の関係者が荷物をタクシーに積み込む。そして警戒した様子で回り道を繰り返しながら走り去って行った。

「生活に必要なものが段ボールに詰められて、謙さんに届けられたようです。果歩さんとしては謙さんの身の回りのものをたたき出してやりたいような気分にもなるでしょう」(前出・芸能関係者)


 騒動の影響は、夫婦関係だけに留まらない。

「渡辺さんは、来年のNHK大河ドラマ『西郷どん』への出演が、島津斉彬役で内定しています。4月に出演者発表の会見の予定でしたが、騒動があって渡辺さんは登場せず、いまだ正式発表はできていません。NHKとしては、充分時間が経ってほとぼりがさめてからサプライズで出演発表するのも話題性があっていいと考えているみたいですが、渡辺さん自身、報道以降ずっとだんまりを貫いている。引き延ばせるだけ延ばしたあげく、世間からの批判がやまずに出演辞退なんてことになったら撮影にも影響が出ますから、現場サイドは戦々恐々としているんですよ」(NHK関係者)

 複雑な思いを抱えているのは、渡辺と前妻の間に生まれた杏(31才)も同様だ。

「杏ちゃんは謙さんからの連絡をスルーしている状態だそうです。10代の多感な頃に謙さんの女性問題や両親の離婚があって疎遠になっていました。ようやく仲直りしたという経緯がありましたが、またか…という思いであきれているみたい。夏に出産を控えた身重ということもありますし、正直考えたくない、かかわりたくないというのが本音なんでしょう」(杏の知人)

 当初はすぐに男らしく会見を開くと言っていた渡辺は家に籠もる妻に今、何を思うのか。

「相手の女性といまだ連絡を取っているという噂も根強く、会見を開きたくとも開けない状況と聞きます。果歩さんのCMなども関係しているといいますが…。離婚は考えていないというものの、雲行きは読めませんね」(前出・芸能関係者)


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赤ちゃんは「マイナス1歳」のときに空の上で自分のママを決めている ルポ「胎内記憶」の不思議【後編】

2017年06月14日 | 日記
赤ちゃんは「マイナス1歳」のときに空の上で自分のママを決めている ルポ「胎内記憶」の不思議【後編】
6/13(火) 15:01配信 現代ビジネス
赤ちゃんは「マイナス1歳」のときに空の上で自分のママを決めている ルポ「胎内記憶」の不思議【後編】
写真:現代ビジネス
 ノンフィクションライターの川内有緒さんが現代ビジネスに初登場! 今回は「胎内記憶」についてのルポルタージュを執筆していただきました。気になる前編はこちらからどうぞ! 

赤ちゃんは「マイナス1歳」のときに空の上で自分のママを決めている ルポ「胎内記憶」の不思議【後編】
とりやまあきこさん 写真:著者提供
恐竜の時代は空の上に
 胎内記憶のことを以前から知っていて、自分から子どもに質問してみたという人もいる。一級建築士で、二児の母であるとりやまあきこさん (38歳)。
 
あきこさんは、映画の『うまれる』(豪田トモ監督作品)を見て以来、言葉を話せるようになったら胎内記憶について聞いてみようと考えていたそうだ。 
待望の瞬間は、第一子の櫂くんが3歳の頃にやってきた。

 その夜あきこさんは、寝かしつける布団の中で、ふと「どうしてお父さんとお母さんのところにきたの? と聞いてみた。すると櫂くんは、自然な口調で「だって、お母さんの全部がよかったから」と答えた。それを聞いて、嬉しくて感極まったというあきこさん。
 
さらには、こんな驚くべき話が続いた。

 「生まれる前はね、雲の上にいたんだよ。雲の上から見てお母さんがいいなと思って決めたんだよ。ずっと昔、恐竜の時代には、お母さんも一緒に雲の上にいたんだよ」
 
予想を上回る話の展開に、あきこさんは「お父さんも一緒にいたの? と聞き返した。

 「ううん、お父さんは一緒にはいなかった。お父さんは恐竜の上にいて、それを見てたんだ」
 
その辺の信ぴょう性はもはやミステリーだが、それはさておき、あきこさんには聞いてみたいことがあった。それは、生まれるタイミングのことだ。
 
櫂君が生またのは、予定日より3週間も早かった。

 「それまで夜中まで仕事をするほど忙しくて、ようやく正産期に入ったので、産休に入りました。ようやくベビー服でも縫おうかなと思った時に、陣痛がきたんです。初産は遅れると聞いていたので、びっくりしました」

 分娩は、いわゆる難産というほどではないが、安産でもなかったそうだ。

 「痛くて、痛くて、こんなの聞いてないよー! という感じでしたね。もう衝撃的に痛くて、みんな時間が経つと痛みを忘れると言っていたけど、私は絶対に忘れないと思いました」

 その長くて辛い陣痛を思い出しながら、あきこさんは櫂君に聞いてみた。

 「ねえ、どうしてあんなに早く生まれてきたの? 

 すると、こんなはっきりとした答えがかえってきた。

 「お母さんの顔が早く見たかったからだよ! 生まれた時はね、僕も痛かったんだよ、でもお母さんが頑張ってたから、僕も頑張ったよ」
 
そう言われると、確かに思い当たる節があった。


お母さんも頑張ったから、僕も頑張った
 長引く分娩の後半、櫂君の心拍は徐々に弱くなっていった。モニターを見る助産師も、「もうここから一気に赤ちゃんを出しましょう、赤ちゃんも頑張っているので、お母さんも頑張りましょう!」と必死に励まし始めた。そうして、あきこさんはありったけの力を振り絞り、ようやく櫂君が誕生した。
 
だから、「お母さんも頑張ってたから、僕も頑張った」という言葉は、まさに真実なのだ。
 
最後に櫂君は生まれた直後の世界を、こう見事に表現した。

 「お母さんの顔が早くみたかったのに、生まれたばかり頃は目もあんまり見えなくて、世界がもわーっとして、耳も塞がってて、音もよく聞こえなかった」

 このインタビューの時、ちょうど櫂君が傍にいたので、「この時のこと今も覚えてる? と聞いたところ、予想した通り「覚えてない!」と当たり前のように答えた。

 「不思議ですねえ! あれだけはっきり覚えていたのに」とあきこさんは微笑む。
 
そうなのだ、胎内記憶は子どもの成長とともに薄れ、いずれ忘れられてしまう。だから、質問をするならば、言葉が発達してきた3歳くらいまでがチャンスだと言われる。

私を守るために生まれてきてくれた
 先の産婦人科医の池川明氏は、「子どもは両親に大切なことを伝えるために生まれてくる」と繰り返し著書の中で語っている。時に複雑で悩みも多い私たちの人生や子育ての中で、子どもたちは親に何かを教えてくれるのだという。
 
最後に紹介するのは、まさにそう感じさせるようなエピソードである。

 話をしてくれたのは、ウェブ系の会社に勤務する中川直美さん(40)。約1年前に離婚し、息子の琉生君(現在5歳)と2人暮らしのシングルマザーである。

 以前から、琉生君は不思議なことを言うことがあった。

 「ある日、髪の毛にカーラーを巻いていたら、琉ちゃんに『それ、結婚式の時まいてたよね? お空から見てたんだよ』と言われました。私は普段は髪の毛を巻いたりしなくて、カーラーをつけたのは結婚式の時以来だったので、とても驚きました」
 
そう聞くと、どこか特別な雰囲気の男の子にも聞こえるが、普段は本当に普通の子どもだと直美さんは言う。

 「性格は穏やかで優しいですね。保育園ではお友達もたくさんいて、家ではちょっとわがままを言う、そんな感じです」


“マイナス1歳”のときにママを決める
 そんな琉生君が、今年の初頭にまた不思議な話を始めた。それは、ちょうど直美さんの2人の祖母が立て続けに亡くなった直後。直美さんが「さみしいなあ」と呟くと、琉生君は諭すように言った。

 「寂しくなんかないんだよ。お空に戻るだけなんだよ。お空では、赤ちゃんが(この世界に)降りてくる準備をしてるんだよ。だから2人がお空に帰ったら、交代で2人の赤ちゃんが降りてくるんだ」

 直美さんは、思わず「そうなの? 琉ちゃんもお空にいたの? と聞き返した。

 「うん、お空にはね、雲がふたつあって、男の子と女の子が分かれて待っていて、神様が一緒に連れておりてくれるんだよ。僕も生まれる時は神様に連れてきてもらったんだよ。僕はね、お空に長くいたんだ。それで、“マイナス1歳”のときにママを決めたんだよ。みんな“マイナス1歳”のときにママを決めるんだ」

 「どうしてママを選んだの? 

 「ママが大好きだから」
 
以前は空の上にいた、ママが好きだから選んだという話は、直前の櫂君の記憶にも通じる。というより、映画『かみさまとのやくそく』や池川明氏の著書では、生まれる前に空の上から見てお母さんを選んだ、と語る子どもたちが多く登場する。

 「生まれる前の記憶」と聞くと、なんだか非科学的な領域にも感じるが、赤ちゃんはもともと様々な能力や行動パターンを脳に蓄えて生まれてくる。それは「太古からの記憶」と言い換えることもできるもの。
 
『人生の科学』の著者デイヴィッド・ブルックス氏によれば、私たち人間は、祖先たちが長い歴史の中で学習したことを、その遺伝子情報に乗せて引き継いでいる。赤ちゃんが、誰にも教えられることなく一定の行動を取れるのも、そのおかげだ。だから、もしかしたら子どもたちには「空の記憶」が引き継がれていても、実は不思議ではないのかもしれない。

赤ちゃんは「マイナス1歳」のときに空の上で自分のママを決めている ルポ「胎内記憶」の不思議【後編】
チャンスを摑んだのは31歳の時。2年前に応募した国連から突然書類審査に合格との知らせが舞い込んだ。2000倍の倍率を勝ち抜き、いざパリへ
ママが大好きだから、ママを選んだ
 さて話を戻そう。
 
直美さんは、妊娠中に切迫早産と診断され、絶対安静の時期があった。
 
元々の予定では、出産直前に実家に帰って里帰り出産する予定だったが、これにより3ヵ月も前に実家に戻ることになってしまった。
 
しかし、当初はそんなに長く里帰りすることに対しためらいがあった。彼女は物心ついたときから、「実家に対して苦手意識があった」という。

 「私は長女として生まれたので、いつも『あなたは(長女なのだから)我慢しなさい』と言われていました。妹の方が母に似ていて、自分よりもかわいがられていると感じていました。そのせいか私はいつも孤独感を抱えて生きてきたのです。自己肯定感が低くて、自分を否定する気持ちが強かったし、生きる意味も感じてこなかった」
 
大人になっても直美さんは、自分には価値がないと感じる“無価値観”に悩まされてきた。

 しかし、切迫早産という急を要する状況では、赤ちゃんの命がかかっているので選択の余地はなかった。結局は3ヵ月間も実家に身を寄せ、近くの病院で出産した。

 最初は気が進まなかった長期の里帰りだったが、予想外の副産物があった。その3ヵ月の間に、母親と気持ちが通じ合えたのだという。

 「出産の時も、元旦那さんは出産に立ち会えなかったので、代わりに母がずっと手を握ってくれて、琉ちゃんを産みました」
 
その時、「琉ちゃんは、お母さんとの関係をよくしてくれるために来てくれたのかな、ありがたいな」と感じたそうだ。
 
それでも、7年という結婚生活の間、直美さんの無価値観が消えることはなかった。しかし、息子との二人暮らしになった今、徐々にその無価値観が和らいできたと感じている。職場にも友人にも恵まれ、実家の家族にも支えられ、人生を前向きに捉えられるようになった。

 なによりも大きいのは、琉生君の言葉だそうだ。

 「琉ちゃんは、『ママが大好きだから、ママを選んだ』、と言ってくれました。ありのままの自分でも大好きって言ってくれる人が側にいる。おかげで、私は変わることができた。だから琉ちゃんは、私を助けるために生まれてきてくれたのかなあと今は思います」

 こうして、多くのこどもたちが「胎内記憶」を持っていることまでは分かっているものの、胎内記憶を科学的に理解できる日は、もう少し先の未来だろう。
 
それでも、子どもたちが、私たち大人に何かを伝えとしているというのは事実だ。
 
それをどう受け止めるかは、あくまでも私たち次第。
 
話を聞かせてくれた人たちのように、子どもたちは強い意思を持って、私たちと出会うためにこの世界に生まれてきてくれたと思いたい。



これは古代から有る<<二元論>>というもの、、、

身体と魂は別という思想だ。

この記事の説を取れば<<死んで魂が抜けるという>>説と一貫性が有る。

マイナス1年前からだよ~~~~@@

マイナス~~~~@@@@@!!!????
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ブレーキドラムダメージ、、、、

2017年06月14日 | モーターサイクル整備関係


ブレーキドラムダメージ、、、、


カワサキの1台のドラムが異常摩耗

カムの端のワッシャー<<ブレーキシューのズレ防止>>がいつの間にか無いのだ。

ブレーキシューがドラムに接触して切り粉が出る、、それを噛んで異常摩耗。

近いうちにまた(やると3回目)ドラムにスリーブ加工する。


また、ブレーキカムのシャフト穴が摩耗して少しでかくなりクリアランスがでてる<<穴側に鋼鉄のブッシュなどが装備されてないので弱い>>


同、ハブダンパーが摩耗してるので交換したが<<ドラム側ケースに2箇所クラック>>補強溶接した。

わざわざ、肉抜きをしてるので耐久力が落ちてる構造だ。
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買うべきか、買わざるべきか? 賃貸派の結末 コンサルタントの石川貴康氏に聞く

2017年06月14日 | 消費者情報

買うべきか、買わざるべきか? 賃貸派の結末 コンサルタントの石川貴康氏に聞く
6/14(水) 5:00配信 日経ウーマンオンライン(日経ウーマン)
買うべきか、買わざるべきか? 賃貸派の結末 コンサルタントの石川貴康氏に聞く
マイホームを買うべきか。それとも借り続けるべきかなのか――。働く女子の中でも、「持ち家」問題に悩む人は多いはず。なぜならこの問題については、誰に相談しても明快な答えが返ってこないのだから。
 マイホームを買うべきか。それとも借り続けるべきかなのか――。働く女子の中でも、「持ち家」問題に悩む人は多いはず。なぜならこの問題については、誰に相談しても明快な答えが返ってこないのだから。

 既に自宅を購入した“持ち家派”は、「家賃を払い続けても賃貸住宅は未来永劫、他人のもの。同じくらいの金額ならローンを払って自分の資産にした方がいい」と主張するし、“賃貸派”は「先が見えない中でローンを組むなんてとんでもない」と語る。両者の主張は平行線をたどるばかりで、永遠に決着が付きそうにありません。

 そんな中で、「サラリーマンは自宅を買ってはいけない」と明快に主張するコンサルタント・不動産投資家がいます。その根拠と、賃貸派のアキレス腱である老後の暮らしについて対策を聞きました。(聞き手/日経ビジネス編集部デスク・鈴木信行)

この人に聞きました

石川貴康(いしかわ・たかやす)氏

コンサルタント

茨城県生まれ。筑波大学大学院経営学修士、外資系コンサルティング会社、シンクタンクなどを経て、独立。主な著書は『サラリーマンは自宅を買うな』(東洋経済新報社)、『いますぐプライベートカンパニーを作りなさい!』(東洋経済新報社)、『サラリーマン「ダブル収入」実現法』(プレジデント社)など

――著書『サラリーマンは自宅を買うな』(東洋経済新報社)で、会社員がローンを組んで自宅を所有するリスクを主張されています。今ここに、まさに自宅を買おうとしている会社員がいたら、どう説得を試みますか。

石川:まず、「今後3~5年間、本当に今以上の給料をもらい続けられると思っているのですか」と質問します。解雇されなくても健康を害して働けなくなるかもしれないし、雇用は維持されても給料が下がってローンを払いきれなくなるかもしれません。

●ああ言えばこう言う持ち家派は、こう論破

――家を買うと一度決心した持ち家派は、その程度では考えを曲げないのでは。「そうなったら売ればいい」と言うと思います。

石川:不動産神話が続いていた時代ならともかく、市況がどんどん下がっている現状では、古くなった家はたとえ売れても残債が出る確率が極めて高い。そうなれば、自宅を売って、再び賃貸に移った後もローンを払い続けなければなりません。家賃と残債の支払いで生活は確実に困窮します。ノンリコースローン(非遡及型融資)が普及している海外ならば、ローンが払えなくなれば不動産を取り上げられるだけですが、日本ではそうはいきません。

――持ち家派は「そこまで事態が悪化するのはレアケース。仮にそんな状況になったら賃貸でも悲惨な状況は変わらない」と言うと思います。

石川:いえいえ。賃貸派であればより安い物件に引っ越せばいいし、家賃とローンの残債を二重払いするような事態には陥りません。それに、自宅のローンによる生活の困窮は、失業した人のみならず、年収1000万円以上をリアルタイムで稼いでいる世帯にまで広がっています。日本経済の停滞によって、ローンを契約した当時に期待したほど、その後の収入が増えていない、あるいはむしろ収入が落ちているからです。

 例えばこんなケースがあります。ある一部上場企業の社員が都内23区内にマンションを購入しました。子供が2人いて40代後半の方ですが、収入が減る中、学費と住宅ローンに追われ、完全に貯金を取り崩す状態に陥っています。これから2人の子供が高校、大学と進学すれば、ローンが滞る事態になりかねない。解雇もされず、普通に働いている大企業の社員でさえ、そんな状況なのです。

――お話を聞いていると、問題なのは持ち家を買うことではなく、ローンを組むことのように思えてきます。

石川:ある程度のまとまった資産があって、一括で持ち家を買うというのであれば、それはそれで一つの考え方だと思います。

持ち家のローン買いは、一か八かの大勝負
――世の中に出ている「持ち家vs.賃貸派の損得論議」をここでおさらいすると、例えば、5000万円が手元にあるAさんとBさんがいて、Aさんがそれで持ち家を買い、Bさんが有価証券を買った場合、この段階ではどちらが得でどちらが損ということはありません。

 仮に不動産と有価証券の最終的な投資利回りが同じ5%だとすれば、Aさんは持ち家から帰属家賃という形で年間250万円、Bさんは有価証券の配当という形でやはり年間250万円の利益をそれぞれ得る、と。

石川:Aさんが手にする帰属家賃は、自分で自分に払う仮想のものですから厳密に2人の投資行動が同じというのは違うと思いますが、まあ考え方としてはそれでいいと思います。

――でも、分不相応なローンを組んで買うとなると話が変わってくる。

石川:無理なローンを組んで家を買うというのは、高いレバレッジを掛けて、投資商品を購入するのと同じ行動なんです。

――先ほどの例で言えば、手元に1000万円しかないのに、借金して5000万円の投資をしているようなものだ、と。FXとかデリバティブ系の投資商品とか、5倍のレバレッジを掛けられる金融商品はあるでしょうけど、一般の会社員の家庭が、爪に火を点す思いで貯めた1000万円を元手にそんなことをするとは思えません。

石川:ところが、こと持ち家を買う局面では皆、あっさりとその大胆な選択ができてしまう。ハイリスクな選択ですから、当然、当初の想定が維持できなくなると様々な問題が顕在化します。それは、ローンが払い切れなくなることだけではありません。持ち家を買うということは、そこから逃げられなくなることを意味します。怖いのは購入した後の環境の変化です。

――やばい人が隣に引っ越してくるとか。

石川:それ以上に深刻なのは災害でしょう。福島第一原子力発電所の事故では、少なからぬ住民が自宅の放棄を余儀なくされました。しかし私の知る限り、損害保険では「核災害」による損害は免責です。その結果、多くの方が事実上住めなくなった家のローンを払い続けながら、新しい家のローンも払う二重ローンの状態に陥った可能性があります。

――なるほど。

人生の可能性を狭める持ち家のローン買い
石川:それに無理をして持ち家を購入する行為は、人生のリスクを高めるだけではなく、可能性を狭めてしまいます。住まいに関する価値観は、人生のライフステージとともに移り変わります。持ち家を買うと、その価値観の変化に伴って住まいを変えることが、なかなかできません。

 例えば私は若い頃、東京の荻窪に住んでいて、周囲の環境がとても気に入っていました。ところが結婚して子供ができると、「路地裏で子供が遊んでいる街」で子育てをしたいと強く思うようになり、根津に引っ越しました。もし私が荻窪で持ち家を買っていたら、そんなことはできません。単純に、自分が「こう生きたい」と思う生き方をできないのは、人生を送る上で大きなストレスになります。

 家族が病気になったり、親の介護が必要になったりした時も、賃貸なら比較的柔軟に生活環境を変更できます。子供のアトピーの転地療養のために家族で郊外に移り住むことも、体が弱った親の近くに戻ることも可能です。ある日、一念発起して海外で働きたい、MBA(経営学修士)を取りに行きたいと決心した時、賃貸ならより迷いなく飛び立つことができます。会社員にとっては、賃貸戦略こそ人生のチャンスを最大限に生かせる選択なんです。

――でも、少なからぬ人は、今も持ち家に憧れ、無理をしてもローンを組もうとします。なぜなんでしょう。

石川:経済合理性とは別の理由があるのだと思います。例えば、子供を育てる上で“故郷”を作ってあげたいと考え、持ち家を求める親御さんがいます。これはこれで一つの考えです。

 そのほか、「自宅を持って初めて人間として一人前」と考える人もいます。これもまた個人の価値観ですから、その強い意志に基づいて持ち家を買うというのであれば、周囲がとやかく口を出す問題ではありません。

――分かりました。持ち家派vs.賃貸派の議論は今後も続いていくと思われますが、賃貸派にとっては心強い話になったと思います。ただ、賃貸派が今後も賃貸戦略を貫く上でどうしても避けて通れない問題もあります。賃貸派は老後の住まいをどうするか、です。

石川:借り続ければいいのではないですか。

――でも、「年を取って無職になると、賃貸住宅が借りにくい」って言われていますよね。

「高齢者は家を借りられない」はウソ
石川:確かによく聞きます。でも、私はその手の話を聞くたびに、一体、何十年前の話をしているんだと思っています。少なくとも今は、「高齢だから」という理由で貸したがらない大家は少数派だと思います。少子高齢化が進む中、そんな理由で部屋を貸さなければ、大家だって商売が立ち行かなくなります。

 実際、月々の家賃を払えるキャッシュフローがあれば、それが年金であろうと生活保護であろうと、貸そうとする大家はたくさんいますよ。年齢や社会的地位は関係ありません。大事なのはキャッシュフローです。後は問題を起こさない人であれば、多くの大家は大歓迎なはずです。

――キャッシュフローですか。キャッシュフローなしだと家は貸してもらえませんかね。

石川:キャッシュフローなしにどうやって月々の家賃を払うのですか。

――こういう場合はどうなりますか。「もうあんまり働きたくない。年金受給には少し間があるが、早めに引退して、蓄えを取り崩しながら、読書したり散歩したりして、ストレスフリーな毎日を送ろう」。こんな考えの40~50代もいると思うんです。そういう場合、当然、年金もキャッシュフローもないわけで、どうすればいいんでしょう。貯金通帳を見せればいい!? それとも6カ月分の家賃を前払いするとか。

石川:そんなことをすれば逆に怪しいですよ。まあ不動産賃貸は一つ一つが交渉事ですから、不動産屋さんに事情を話すしかないでしょう。でも資産がいくらあろうと、年齢にかかわらず、キャッシュフローが入る仕組みは持っておいた方がいい。

 資産の絶対額にかかわらず、貯金残高が目減りしていくプレッシャーには普通の人は耐えられません。それに人生は、いつどこで急な出費が発生するか分からない。

――仮にキャッシュフローが必要だとして、それは不労所得でもいいんですか。

石川:それは問題ないはずです。

「終の棲家」なんてもはや幻想
――分かりました。賃貸派のアキレス腱と思える「老後、引退後も家が借りられるか」についても、キャッシュフローさえあれば心配はいらない、というわけですね。だとすれば、もう「最後まで仮住まい」で全然いいじゃないですか。気楽だし、人生の節目節目で最適な居住環境を選べばいい。「終の棲家」がないのは少し寂しい気もしますが。

石川:「終の棲家」と言っても、最近は自宅で最期を迎えられる人は少ないですよ。医学の発達で、体の自由が利かなくなっても“生かされる”社会です。家族に面倒を見てもらう、自宅に定期的にヘルパーさんに来てもらう、と言っても限界があります。

 自分だけでは食事にも手をかけられなくなり、買い物もできなくなり、不安が増していくかもしれません。そうなると最後は多くの人が高齢者住宅や施設に行かざるを得ません。その意味では、賃貸派であろうと持ち家派であろうと結局、最後は人間皆、同じとも言えます。

【結論】賃貸派の末路は!?

むしろ「持ち家派」より、人生の自由度が増す

【解説】

 2000年代以降、業績が伸び悩む中で「リスク回避主義」が蔓延した結果、開発現場が保守化し、日本企業から「世界に先駆けて新しいものを生み出す力」が削がれました。例えば、日本の個人金融資産総額の半分はいまだに現預金だと指摘されていますし、若者は内向き志向で海外留学者数は減っているとも言われます。

 しかし、そんな臆病な日本人が昔から、リスクを度外視して果敢に行動する分野があります。一つは宝くじ、もう一つがローンによる持ち家購入です。

 専門家へのインタビューにもあるように、今の日本で、住宅をローンで購入するリスクは枚挙に暇がありません。

ローンで持ち家を買うリスク⇒「ローン破産」「災害」「やばい人が引っ越してくる」「人生の自由度低下」……

 このうち、石川さんは「ローン破産」と「災害」の怖さを強調していますが、私個人はこれからの時代、格差・孤独社会などを背景に、確実に増加傾向にある「危険な隣人」の固定化こそ、持ち家の最大のリスクだと考えます。

 2015年11月、千葉県館山市である殺人事件が起きました。加害者は76歳の男性で、被害者は隣人の73歳の男性でしたが、公判では、地域住民など1000人以上から加害者の減刑を求める嘆願書が提出されました。

 地元メディアによると、加害者は被害者との隣人トラブルに20年以上、悩まされてきました。被害者は「生活排水が流れ込んでくる」とクレームをつけて金銭を要求し、毎日のようにカマを手に脅迫。加害者が施錠し、カーテンを閉めていると、「田舎のくせに鍵をかけやがって」と怒鳴り散らし、いたずら電話も後を絶ちませんでした。

 被害者の迷惑行為は近隣一帯に及んでおり、公判で加害者は「これ以上、周りのみんなに迷惑をかけさせないようにしたい」と、殺害行為に及んだ動機を打ち明けています(判決は懲役9年)。

 深刻なご近所トラブルが連日のように起こる今の日本で、「自分の隣にだけは危ない人が絶対に引っ越してこない」などと、どうして言い切れますか?


団塊、バブル世代が信奉した“古い常識”を見直せ
 多くの人がこれまで、無理をしてローンを組み、持ち家を買い求めてきた最大の理由は、土地の価格が右肩上がりで、若い頃に無理をしてでも購入しておけば、確実な資産形成になったからです。

 そんな土地神話が崩壊した今、多大なリスクを抱えて庶民が持ち家を持つ選択をする必要性はほとんどないように思えます。「自宅を持って初めて一人前」といった旧態依然とした価値観はこの先、どんどんナンセンスになっていくでしょう。

 持ち家論に限らず、日本は今、それまで多くの人が信じてきた様々な常識を見直すべき時期に来ているのかもしれません。ビジネスの進め方然り、進路選択然り。

 賃貸派の最大の不安は「高齢になって引っ越そうとすると家を貸してもらえない」というものでした。それが石川さんの言う通り杞憂であるのなら、賃貸派として生きていく上でのデメリットは、もうほとんどない気がします。

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