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温泉卵(温度卵)

2014年08月30日 | 料理雑学
 温泉卵とは、卵黄は固まり、卵白が流動状のゆで卵のこと。卵黄の凝固(65℃超)と卵白の凝固(80℃超)の温度差を利用して作られます。温泉卵は、65℃~68℃のお湯で30分程度ゆでて作り、黄身よりも白身の方がとろりとしています。一部では温度卵と呼ばれています。

 温泉の湯温がこの範囲に近い場合、浸けておくだけで出来ることから、温泉地の旅館などで食卓に提供されることが多く、「温泉卵」の名で呼ばれるようになったようです。

 多くの温泉地では、店頭などで実演販売する温泉卵が名物となっています。飯坂温泉(福島)の「ラジウム温泉卵」、箱根大涌谷(神奈川)の「黒たまご」、湯村温泉(兵庫)の「荒湯たまご」、別府温泉(大分)の「地獄ゆでたまご」、野沢温泉(長野)の「温泉たまご」などがあります。

 家庭で温泉卵をおいしく作るコツは、湯温を75℃前後(72℃~76℃)に保って茹でることです。
 
(作り方)
 1.卵は常温に戻しておく。
 2.鍋に湯を沸かし、湯温を75℃前後に保って20分程茹で、冷水にとって冷ます。

 
(簡単に作る方法)
 1.卵は常温に戻しておく。
 2.鍋で水1Lを沸騰させ、沸騰したらた水200㏄を加え火を止める。
 3.お玉を使って静かに卵を入れ、蓋をして30分程したら取り出す。

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