ロイヤルモータースとその仲間たち

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司馬遼太郎記念館に行ってきました

2010-01-15 13:19:54 | ハイキングおじさんの「ひとりごと」


NHKの「坂の上の雲」が3年にわたり12回放映されます。
本屋に買いに行くと単行本が8冊並んでいます。
それを12回で放映するには無理が有ると思い本を買いました。
やはり「本」と「TV」では全く違い(無理もないが)司馬遼太郎が「伝えよう」としている事が「伝わるか?」心配になりました。 
生前、「映像にするのを拒まれた」と聞き全く理解できます。
「坂の上の雲」は日露戦争当時の正岡子規と秋山兄弟の話しが3冊目(正岡子規が亡くなってから)ぐらいから日露戦争の膨大な資料を基にしたノンフィクションに変わります。
あとがきに「この資料は一人で集められたのですか?」と尋ねられ「戦争の時々刻々変わる大事な資料を自分で解釈しなければ全体像が見えないではないか。」と言って愕然となった。と書かれています。
でも質問した人の気持ちがわかります。
それほど膨大な資料を探し読まれ解釈したとは、超人的としか言いようがありません。
例えば戦争の記録は勿論の事、ロシアの日露戦争で亡くなった水兵の妻あての手紙からそのバルチック艦隊の人達の気持ちを推測したり、当時のロシア側から見た戦争、日本側から見た戦争、軍事力や国力の比較、日本やロシアの陸軍、海軍の軍人の経歴、性格などをすべて網羅して解釈(この部分で一部フィクション)し、それが太平洋戦争の敗戦に結びついた事など・・・きりがありません。


どうしても知りたくて「司馬遼太郎記念館」が東大阪にあるので行って見ました。

自分の感じた事を文章にするのはむずかしい。 「この文章も司馬遼太郎が読んだら」と思うと恥ずかしいです。

司馬遼太郎記念館



司馬遼太郎自筆の表札(福田)は本名


「坂の上の雲」を執筆した書斎

家は今も奥様が生活されています。・・・住宅街の一角・・・


安藤忠雄が設計した記念館

ここには二万冊もの蔵書があるのですが、自宅には更に6万冊の蔵書が玄関、廊下、書斎、書庫と家中本でいっぱいという様相だそうで・・・・・
私が想像した以上の本(資料)でよくまあこんなに!!
普通の家なら入りきれません。

蔵書の棚を写真で撮ろうとしたらダメといわれ残念!!


司馬遼太郎の執筆に対する情熱のほんの一断面を垣間見た気持ちです。
コメント
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