今日は私のお誕生日だ。干支を６回まわった７２回めのお誕生日がめぐってきた。エエ！７２歳！うそ！いや本当なんだ。終戦記念日は６２回だったが、私は１か月遅いが１０回多い７２回だ。母は私の年頃どうしていたんだろうか？９８歳で逝ったのだから、歳いった母しか想い出せない。いや、私が小学生の頃の母もよく覚えている。でも遠い昔のこと想い出して妹たちと話すこともあまりない。母は私たち子供が成人して家を離れてからは１人暮らしだった。家事は１人でこなし、空いた時間には孫の嫁入りの着物を縫ったり、ひ孫の出産の準備におむつを縫ったりしていたなあ－。７０なかばで胃の手術をしても退院してから１日の日も寝ず、１人で暮したんだから、しんどいこともあっただろうなあ－と思う。それに引き換え私はしんどいなあ－、な－んもしたくない。とよく思う。でもしなくてはならない。掃除はしなくても死なないが、食べなくては死ぬと思い、重い体を引っ張ってオサンドンをする。お誕生日だというのにとんでもないことばかり書いたなあ－。これからは無理をせず出来るだけすることにしよう。手が痛い、足が痛いとお医者に行くと「老化です。仕方無い」と言われる。以前は、修理の効くうちに修理しなくてはと思っていたし、そうしていたのに今は、その修理も効かなくなってしまった。７２歳とはそういう歳なんだなあ－。平均余命まで後１周りある。若し母の歳ちかくまで生きるとなると２周りもある。今のように暮らしていたらボケてしまいそうだ。何とかボケない方法見つけなくては。そうそう、ラジオで聞いたか、何かで読んだか忘れたが笑うことが病を治し健康にもつながる。したがって元気で長生きする。と言う趣旨の話だった。せめてぐうたら亭主にいつも腹立てているのだけでもやめよう。
最初９月１５日は年よりの日に設定された。私がいくつぐらいのときだったかしら？お誕生日が何で年よりの日なんだ。３６５日もあるのになんで９月１５日にせんならんねん。と嫌だった。いつか敬老の日となり国の祝日になった。これも嫌だった。随分たって、歳いったんだなあ－国がお祝いしてくれると喜こぶようになっていた。なのにまた日曜日の次の日に変わった。なんだか自分のお誕生日が変わってしまったような気がして仕方無い。長年祝日でお誕生日だったんだから。９月１５日は「秋の空」のようによく変わった日だ。