トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

いじめ

2006-11-10 | Weblog
ケニーが学校でBullying(いじめ)のビデオを見てきました。こういうビデオを見る前は必ず学校から親の承諾を得るための手紙がきます。親によっては見せたくない人もいるので。うちは私がズボラなのでそんな手紙がきてもろくに読みもせずサインをすることがあって今回のビデオ鑑賞のことも全然記憶にありませんでした。ちゃんとお知らせ見せたでしょうとケニーに言われた無責任な親です。
”で、どうだった?何を学んだ?”とケニーに聞くと”あまりにもひどくて気分が悪くなった”とHealthy(健康的な)な返答をしてくれたので、よしよしと思いました。そのあと”僕の学校はいじめがなくて僕はラッキーだと思った””障害児の子がいじめられている場面で障害児の子の話し方が普通じゃなかったのを見てリオン(仲のいい友達)が笑ったのでぶっとばしたかった””いじめられている子をかばうと自分もいじめの対象になるという現実を知った””中学校というところは、こういうことが頻繁に起っているのも事実だということを学んだ”などなど語ってくれました。ケニーは1学年上のトニーのことで小学校からずっと有名な?兄を持つ弟として強くたくましく育ってきましたが、何かと目立つ子なので昨年は何人かのクラスメイトからいじわるされたこともあったようです。話を聞いてみると誰かが何かを言ってそれにみんなが賛同して、、、、いつの間にか自分が悪者にされていたみたいなことなんです。要するにいじめって1対1ではなくてこういうMob Mentality(群集心理?)を言うんでしょうね。みんなやってるから悪意を感じない。だから世の中いつもいいことばかりじゃないよっていう現実を学ぶにはこのビデオ見せてよかったと無責任に承諾した母は思ったのでありました。