トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

Buddy System

2008-11-16 | Weblog
Buddyの意味は"仲間"とか"相棒"ということですが、高校生になってトニーはこのBuddy systemを利用することが多くなりました。

大人の手を借りるより同じ年齢の子とペアを組んで行動するほうが本人にとって自信につながるようです。

感心したのは、お互いにBuddyを選べるということ。

大人が子供達のBuddyをあてがうのではなく、スペシャルの子でもボランティアの子でもお互いを選んでいいのです。

誰からも選ばれなかったボランティアは辞めちゃったりしないの?
手のかかる自閉っ子はボランティアに敬遠されるよね?

余計なことを考えているときに、"誰も選びたくない"というカテゴリーを発見。

そうかあ、、、誰も選びたくない人同士がくっつけばいい訳だ。

ともあれ、私はぜひトニーのBuddyにと目をつけていた子がいました。
彼はトニーと同じ年で、忍耐強く話し相手になってくれるし、トニーをリードしてくれるので彼から学べることがたくさんあると思ったのです。

だけどトニーは他の子を選びました。
理由を聞くと”その子は歌がうまい”からだそうです(笑)。

彼の選択基準がそんなところにあったとは、、、、

相手の子は歌がうまいと言われて気をよくしたようで、即トニーのBuddyにと登録してくれました。

めでたしめでたし、、、


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2 コメント

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トニー君、すてき! (ひろ・はは)
2008-11-18 08:06:49
こんにちは~。

トニー君のBubbyの子の選び方、とっても素敵だな~って感じました。
「歌がうまいから。」と、その子のことを真っ直ぐに認められるところが良いです。

息子も同じように女子でも男子でも下級生でも、いろいろなことを真っ直ぐに尊敬できて、本人のも「凄いね。」って伝えることが出来ます。
とっても良い長所です。

そうそう素敵な報告!
息子、音楽の授業に終了までいることが出来たんですよ。
参加?はしてなくて、算数のドリルを黙々と解いていたらしいのですがそれでも迷惑かけるわけもなくみんなと同じ空間で過ごせたことが素敵だな~と私は思えました。
音楽の先生も息子を3年生のころから知っているので寛大に見守ってくださったようです。
きっと、音楽の先生もとっても嬉しかったのでは?と思います。
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Unknown (トニママ)
2008-11-19 16:35:46
ひろ・ははさん、

そうですね。
彼らの物差しにはハッとさせられることがよくあります。

息子さん、また一歩前進ですね。
音楽の授業で算数ドリルを黙々と解いている子の姿が違和感なく目に浮かびました(笑)。
音楽の先生も喜んでいるでしょうね。

私が以前ブログで紹介した前の学校の生徒も、発表会は参加できませんでしたがみんなと授業を受けられるまでになりました。
その子のご両親もいつもポジティブに見守るタイプの方でした。
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