この頃ぼつぼつと欠礼葉書が届く。今朝2枚のはがきがあった。
その一枚が同じ駅を利用する以前住んでいたマンションの住人で大規模マンションの先駆けとして
40年位前に建設された1000戸規模の初代自治会長を務めた地元の名士さん。
若い女性と再婚を機に一番高い部屋に高級家具を揃えて商売も順調だった所為で羽振りがよく
役員全員の飲み食いは皆負担してくれたし、面倒見が良かったのでとても良い会長さんとして活動なさっていた。
・・・が、商売がうまくいかなくなりマンションを出て自分の店を他人に売り
古い借家に住み晩年が不遇で気の毒だと話題にしていたが、時おりスーパー等で顔を合わせて立ち話程度
をしていたが今年になって顔を見なくなりどうしたのかと時々話題にしていた矢先の葉書だった。
2月89歳で・・・。しかも息子さんも65歳で永眠という。直ぐに奥さんに電話を入れた。
仏壇もないのでお参りは結構だと云うが人の一生は山あり谷あり・・・。
自治会の行事で寄付のお願いに同行して銀行さんに行くと直ぐに支店長室に案内される程の顔役だった人
の晩年を思うと侘びしくなる。 一日中冷たい雨が降り続く。
仏花である樒の花を・・・・手向けます。