このまえのことだった。
ある御客様から、
店員の僕に、
「おい!にいちゃんよ~、
にいちゃんのな~、人生はな~、うすっぺらいんや~
なかみが、ないんや~」
と、
言われた。
実際、
そのとおりだった。
まちがえなかった。
はなしの、経過を、書くと、
長くなるので、書かないが、
この、御客様の言うとおりだった。
「おれがな~、あれせ~これせ~(あれしろ、これしろ)って、
言うてもな~~、にいちゃんは、へらへらわろとるだけやろ~
そんなんで、こんな店に、客がくるはずあらへんがな~~」
と、
おこられた。
これも、実際、そのとおりだった。
この、御客様の言うとおりだった。
この、お客さんは、
すべておみとおしだった。
そのとき、
いろいろ、言ってくれたが、
僕は、
「すみません、すみません」
と
言いながら、
へらへらと、わらっているだけだった。
この、お客さん、
すぐ、ぼくのことを、見抜いた。
やられてしまった。
うすっぺらい、接客だった。
ぼくは、
まだまだ、
これからさきも、
うすっぺらい人生を、
なかみのない人生を、
つづけていくしかない。
うすっぺらい人生を、
このまま、
がんこに、つづける気も無いが、
ひらきなおっているわけでもない。
たんたんと、
日々、生きていく、
ひにあらた、ひにひにあらた、ひにあらた。
(日に新た 日に日に新た 日に新た。)
↓ ほんとうは、こちらかな。↓
「苟に新たに、日日に新たに、又日に新たなり」
それにしても、
店が、ひまやな~~
御客様が、こない。
あら~~っ!
ガス代の請求書がきた~。
8月の電気代も まだ 払ってないのに、
くるのは、
請求書ばかり、
とほほほほ~~~
ほんま、
うすっぺらい人生や~~
まちがえなしや~~