「いよいよやな」
と
心(こころ)をこめて
言(い)ってきた
ぼくも
「いよいよですねっ」
と
心をこめて
こたえた
電話(でんわ)での
やきとりだった
では
なく
やりとりだった
2017年12月19日火曜日21:00頃
の
電話での
やりとりだった
ぼくは
眠(ねむ)たい目を
こすりながら
かかってきた
電話に
でた
「あしたの
段取りがあるから
もうね(寝)るで」
と
電話先の
おっさんは
い(言)った
電話は
1分で
おわった
3日まえからの
約束だった
それは
いま(今)をさかのぼる
2016年10月中頃(なかごろ)
の
できごとだった
マッスグバリュー
と
言う
スーパーで
いや
まちがえました
マックスバリューでした
その
マックスバリュー
と
言う
スーパー
で
餃子の王将(ぎょうざのおおしょう)さんが
だしている
冷凍餃子(れいとうぎょうざ)を
2袋(ふくろ)
買(か)ってきて
当店(とうてん)の
てっぱんで焼(や)く
もうかれこれ
15回くらいしている
ところが
2016年10月中頃(なかごろ)
金(かね)に
こまっていた
おれは
ガス代
と
電気代
を
この
へなちょこおっさん
に
もとめた
そうしたら
へなちょこおっさん
は
「なんで
電気代
と
ガス代を
わしが
はらわないかんのや」
と
い(言)ってきたので
ぼくは
いっぽも ひくことなく
「電気代
と
ガス代
を
払ってください」
と
おしとおした
金額にして
200円だ。
電気代100円
と
ガス代100円
合計200円
を
へなちょこおっさん
に
せいきゅうした
へなちょこおっさんは
ガス代100円
と
電気代100円
を
払うことなく
おこって
かえっていった
ガス代は
ぎょうざ
を
焼くときに
鉄板(てっぱん)でやくので
ガス代が
いる
電気代は
テレビを
見るし
店内を
明るくしないといけない
ので
電気代がひつようなのだ
へなちょこおっさんは
言う
「おれは
電気代
と
ガス代
の
かわりに
マスターの
ギョウザまで
買ってきている
マックスバリュー
と
言う
スーパー
で
王将の冷凍餃子
1袋 218円+消費税8%
を
自分(じぶん)の分(ぶん)だけ
買って
ここにもってきて
ここで
焼いてもらうのなら
ガス代
と
電気代
は
はらうが
わしは
いつも
マスターの分(ぶん)も
買ってきている
王将の冷凍ギョウザ
を
わしの分(ぶん)の
と
マスターの分(ぶん)
と
2袋も
買(か)ってきている
1袋 218円+消費税8%
を
2袋も
買ってきている
から
電気代
と
ガス代
は
払わない
と
いって
おこ(怒)って
帰っていったのだった
過去14回は
ぜんぜん請求(せいきゅう)は
しなかった
2016年10月中頃
15回目のときに
かね(金)にこまった
おれは
はじめて
電気代100円
と
ガス代100円
の
合計200円を
請求したのだった
だいたい
この
へなちょこおっさん
が
王将(おおしょう)の冷凍ギョウザ
を
スーパーで
買って
当店にくると
来てから
約3~4時間くらいは
当店に
滞在(たいざい)する
すいぶん(水分)は
当店のコップを
つかい
みず(水)を飲(の)む
みずの
おかわりを 4~5杯する
テレビも
みたいほうだい
みていく
とうぜん
おかえりのさいの
おしはらいきんがく(お支払い金額)は
0円だ。
1円も
はらうことなく
帰っていく
そのような
内容で
過去を
おえてきた
しかし
2016年10月中頃
電気代100円とガス代100円
の
合計200円
を
きゅうに(急に)
請求したおかげで
へなちょこおっさん
と
ぼくは
もめた
かね(金)のない
おっさんが
2人でもめた
みにくいあらそいだった
せこく
こころのちいさな
あらそいだった
これで
過去15回に
およぶ(及ぶ)
れきし(歴史)に
まく(幕)が
おろされた
2016年10月中頃
の
できごとだった
それが
きょう(今日)
2017年12月20日水曜日
18:00頃から
いよいよ
はじまる
へなちょこおっさんが
大阪府 大阪市 旭区
にある
マックスバリュー
と
言う
スーパーで
王将の冷凍ギョウザ
1袋218円+消費税8%
を
2袋買ってくる
王将の冷凍ギョウザ1袋は
12個入りだ
2袋買ってくるので
24個だ。
その
ぎょうざ
24個を
ぼくと
へなちょこおっさん
が
たべる
ガス代
も
電気代
も
今回は
いらない
ぼくが
はらう
なので
へなちょこおっさんは
はらわなくても
いい
と
なり
今回
約1年ぶりに
ギョウザパーティーが
さいかい(再開)する
その
前夜
つまり
きのうの
2017年12月19日火曜日
21:00頃
へなちょこおっさんから
電話が
かかってきたのだった
いつものことだが
ぎょうざが
最後の1個になると
ふたりで
とりあいになる
へなちょこおっさん
の
目は
テレビを
みているのだが
ちらちら
最後の1個の
ギョウザを
するどく
監視(かんし)している
おれが
最後の1個のぎょうざに
はしをのばすと
いやな顔をする
が
それを
むしして
おれが
たべる
へなちょこおっさん
は
おこるが
それも
無視(むし)をする
ふたりとも
せこすぎた
ふたりとも
どくしん(独身)だった
ふたりとも
かこに
1度も結婚したことがなかった
へなちょこおっさんは
とぼしい年金暮(ねんきんぐ)らしだった
おれは
借金(しゃっきん)まみれだった
へなちょこおっさんは
言う
「年々(ねんねん)
わしの年金支給額(ねんきんしきゅうがく)が
へっているんや」
と
それにたいして
おれは
こたえる
「おれなんか
年金なんて
ここ20~30年
払ったことがない」
と
ふたりの年齢をたすと
119歳だった
ことしも
もう
くれようとしている
ときの
さびしいはなしだった
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