ダ・ヴィンチの謎 ニュートンの奇跡祥伝社このアイテムの詳細を見る |
今日は病院で待ち時間が多いので、昨日仕入れた新発売のこの本を持ち込み、読んだ。
さすが!キリスト教にも科学にも造詣が深い著者ならではである。
昨年、映画がはやり、学生諸君が読みふけっていた「ダ・ヴンチ・コード」を「きわもの!」といって一刀両断するところからはじまる。私は上記の映画も見ていないし、本も読んではいないが、学生どもがのめり込むのだから面白かったんだろうね。
しかし、この本は面白い!
キリスト教の一神教が科学を前へ進めた、と一般的に言われているが、そこでなぜ1,000年もの長きに渡って、ギリシャローマの科学の芽が摘まれてしまったのかが、私には分からなかったが、目から鱗が落ちた。
それは、ルネッサンスの本質が、「神は肯定するがキリスト教の「三位一体」(父と子と聖霊:神とイエスと聖母マリア)のように神様が3つも姿を持つのは変だ!」といって、神のみを相手とする秘密結社の結成であったということである。
こういうことを科学も教えないし、世界史の歴史も教えない。ただただ暗記科目となってしまう。
秘密結社の結成なんて聞くとワクワクするね!分かり易い!
私らも昔、ゲリラセミナーといって、早朝深夜こっそりとやったもんだ。
当時はプレートテクトニクスに反対する教授がうるさく、自分の手のひらから漏れて学生が動くのを極端に毛嫌し、時には弾圧があったからね。でも、あの秘密集会って興奮だったな。それも全国からも集まって。
夜、酒飲んで議論をして盛り上がるなんて、ある種の秘密集会だがね。
大いにやるといい。
そんなことを学べるすばらしい本だ。さすが芥川賞作家!
理系学生諸君読むべし!
ところで病院対決は?
えへ!