あれれ?
敵の運転手が、降りて来てこちらへくると思いきや、海辺の闇へ消えていく。
<ん?敵は一人、こちらは4人。勝てないと見て武器となる何かを探しにいったか?!>
「警戒を解くな!車から出るな!」
こちらは老人が一人、女性が一人、大きいが肉弾戦の経験があるとは思えない優秀ドライバー、そしてどう見てもけんかっ早く、ひょっとしたら相手をぼこぼこにしてしまうかもしれない柴猿君。
へたをすると過剰防衛になること間違いなし!
戦わずして完全勝利のために be patient.
そして、運転手が闇の中から戻って来た。
<ん?手には何も持っていないな?>
転回した車を発進させた。
こちらへ来る!
正面を向いて対峙した。
敵は、繰り返しクラクションを鳴らす!
「動かすな!」
<最悪、車をぶつけて突破する気かもしれない!>
再び緊張状態となった。もはや一刻の猶予もない。
「パトカーはまだか?!」
まだ見えない。
110番への電話を再びつないでいる。
「相手は突破しようとしています!」「早く来てください!」
どんどん近づいてくる。
「パトカーのライトが見えたら教えてください!!」
電話の向こうでも緊張している様子が目に見えるようだ。
<もう駄目か!>
ーーー
その時、暗闇の中に赤いランプの点灯が見えた!
「来た!」
この時の感動はまさにゴレンジャーかウルトラマン登場だ!
もう大丈夫だ!
到着したパトカーから脱兎のごとく降りて来た警察官は相手の車を取り囲んだ。
制服は極めてダサく、ヘルメットはとてもゴレンジャーなどといかないが本当にスーパーヒーローとはこのことだ。
私はしっかりと勝利をかみしめて、車を降り、連行される敵とすれちがった。
<ん?くさ!>
ぷーんとアルコールの臭いが鼻をつく。
<そうか!、酒を飲んでいたのだ。だから逃げたのだ!>
長い事情聴衆が始まった。
「一瞬、海辺へいったそうですが、見ていましたか?」
「いいえ」
「そうですか、見ていませんか?本人は海辺へ○○をしにいったといっているのですが」
警察はなにやらその瞬間を気にしている。なぜかは分からない。
上司の警察官が若い警察官に指示を出した。
「うんこがあるかどうか、現場確認してこい!」
「え!?そんな?!」
「仕事だ!」
「すいません。どうもまだ若くてまだ慣れてないもんで」
なぜ警察はこの時をこんなにも気にするのかがわかった。
捕まる寸前に一気に飲んで、
「今飲んだ。運転した時に飲んでいない」と居直る悪質なのがあるらしい。
「おまわりさんて本当に大変だ!うんこまで確認しなければならないなんて!」
一同、声を挙げて笑ってしまった。
さ!桜の薬王寺で厄よけだ!
敵の運転手が、降りて来てこちらへくると思いきや、海辺の闇へ消えていく。
<ん?敵は一人、こちらは4人。勝てないと見て武器となる何かを探しにいったか?!>
「警戒を解くな!車から出るな!」
こちらは老人が一人、女性が一人、大きいが肉弾戦の経験があるとは思えない優秀ドライバー、そしてどう見てもけんかっ早く、ひょっとしたら相手をぼこぼこにしてしまうかもしれない柴猿君。
へたをすると過剰防衛になること間違いなし!
戦わずして完全勝利のために be patient.
そして、運転手が闇の中から戻って来た。
<ん?手には何も持っていないな?>
転回した車を発進させた。
こちらへ来る!
正面を向いて対峙した。
敵は、繰り返しクラクションを鳴らす!
「動かすな!」
<最悪、車をぶつけて突破する気かもしれない!>
再び緊張状態となった。もはや一刻の猶予もない。
「パトカーはまだか?!」
まだ見えない。
110番への電話を再びつないでいる。
「相手は突破しようとしています!」「早く来てください!」
どんどん近づいてくる。
「パトカーのライトが見えたら教えてください!!」
電話の向こうでも緊張している様子が目に見えるようだ。
<もう駄目か!>
ーーー
その時、暗闇の中に赤いランプの点灯が見えた!
「来た!」
この時の感動はまさにゴレンジャーかウルトラマン登場だ!
もう大丈夫だ!
到着したパトカーから脱兎のごとく降りて来た警察官は相手の車を取り囲んだ。
制服は極めてダサく、ヘルメットはとてもゴレンジャーなどといかないが本当にスーパーヒーローとはこのことだ。
私はしっかりと勝利をかみしめて、車を降り、連行される敵とすれちがった。
<ん?くさ!>
ぷーんとアルコールの臭いが鼻をつく。
<そうか!、酒を飲んでいたのだ。だから逃げたのだ!>
長い事情聴衆が始まった。
「一瞬、海辺へいったそうですが、見ていましたか?」
「いいえ」
「そうですか、見ていませんか?本人は海辺へ○○をしにいったといっているのですが」
警察はなにやらその瞬間を気にしている。なぜかは分からない。
上司の警察官が若い警察官に指示を出した。
「うんこがあるかどうか、現場確認してこい!」
「え!?そんな?!」
「仕事だ!」
「すいません。どうもまだ若くてまだ慣れてないもんで」
なぜ警察はこの時をこんなにも気にするのかがわかった。
捕まる寸前に一気に飲んで、
「今飲んだ。運転した時に飲んでいない」と居直る悪質なのがあるらしい。
「おまわりさんて本当に大変だ!うんこまで確認しなければならないなんて!」
一同、声を挙げて笑ってしまった。
さ!桜の薬王寺で厄よけだ!
直後の現場での会話。
「こちらが止まっていて相手が動いてーー」
警察への説明である。
<しかし、待てよ?それをどうやって証明する?>
「それは、こちらの傷は一点に集中、しかし相手は横へ長く尾を引いています。それがそのことを証明しています」
鋭いドライバー君が言った。
<ん!それは必要十分条件となっている!>
一方だけが動けば出来る(演繹論理)し、この傷を説明するにはそれしかない(帰納論理)。さすが科学者の卵達!
「おまけに、このみぞの先にはにんじん構造があります!」
さすが、柴猿君!
この問答が大事だね。