罪の余白
週末、映画を見た。大学で心理学を教える教授の娘が、飛び降り死んだ。
その真相に迫り、陰湿ないじめを知る。
そして復讐へ。
現代の高校生、女子。男から見ると純粋な天使の集まりのような人間集団が、実は魔女の集団に見えてくる。
そんなショッキングな映画であった。
命をかけた復讐の成功。
でも、残された命の長さを考えると、新たな報復での勝者の未来が見えて、そこへの復讐の連鎖を予兆させるエンディング。
命をかけた復讐という罪の成功は一瞬の清涼。
しかし、その「余り」がやがて成長し「報復の連鎖に終わりはない」と。
このエンディングの重苦しさが、評価星数の少なさなのだろうか。
人は救いを求めているのだから。