石川 博雄(記憶の作り方)Hiroo Ishikawa (How to make the memory)

オイラと妻とチクワ(11歳めす猫)ムギ(9歳おす猫)マメカン(7歳おす猫)二人と三匹のその日暮らしアレコレ

壁の力

2005-11-18 | 独り言
また左足(中指と薬指)の間に水虫が発生した。もう十年ぐらい前から、直ったと

思っていると、又発生していてイヤになってしまう。私の性格と同じで、これと思

ったら、あきらめがつかず、ひつこい。読書でも同じで、十年も前に刊行された

雑誌(例えばスイッチ)を今読むと、なかなかイケテル感覚で眺めることができ

る。まぁそんなに感覚的には十年という年月の長さは、人間の感覚を変える時間

の単位では無いんだなぁと思った。その雑誌のそばに文庫本がある、カバーが

かけてあった。私はカバーをかけないのだが?開けて見ると、ビートたけし著

「顔面麻痺」幻冬舎文庫。1994年8月2日未明バイク事故を起こし大学病院に救急車

で運び込まれ、奇跡的に命が助かり、後遺症が残らなかった病状日記だ。

ただ、顔面に神経をつなぐ手術を自ら拒否したので、顔面麻痺が残った?

わざと残したのだ。ビートたけしの一流の感で、何故残すのか?

痛みとは、人間が生きていくうえで最低のこととは何なのか?TVに出ている人

とTVを見ている人の間には、何が介在しているのか?さまざまな思いが考察

する。11年ぶりに読んだが、感動しました。

人生の極意、写真の極意も書いてある。

写真は壁に残っている家の跡とツタ。ローライコードVbで撮影