石川 博雄(記憶の作り方)Hiroo Ishikawa (How to make the memory)

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3月27日(水)

2013-03-27 | 独り言
昨日の朝日新聞の夕刊の3面記事の片隅に「ホテルの建築確認愛知県の責任否定」というタイトルで掲載されていた記事がある。

建築確認を出した県に賠償を求めていた上告審判決で最高裁は26日に上告を棄却した。

よって愛知県には賠償責任は無いとした高裁の判決が確定した。



2005年に発覚した姉歯1級建築士による耐震強度偽装事件です。国会でも証人喚問された大事件です。

TVではインタビューに誠実そうな男(訴訟をおこしたホテルの社長)が答えます

「私の側に何の落度も無いのに、どうしてこういう判決になるのか分からない」

「国を相手取って裁判を起こすと、ことごとく敗訴しています。三権分離がこの国には確立されていないということです」

「自宅を壊し自宅の土地も裁判の為に売却した」

そしてTVは7年前に放映した男の映像を流した。そこには闘志があふれているインタビューに答えている男の顔があった。

同一人物だが明らかに顔が変わっている。闘志から落胆に、若さから老いに、こうも人間の顔は変わってゆくものなのか

時間の無常と国家の無情が、感情を表さない淡々と語る男の顔に出ていた。

姉歯という元一級建築士の名前だけが記憶にある。そういえば姉歯はカツラを被って頭も偽装していたなぁ




今日の朝日新聞朝刊にはこの賠償問題に関する記事は全く無い。新聞的には古い昔の事件のようだ。

しかし「ニセ建築士交番を設計」という記事が掲載されている。

今もまだ建築士の不正があるようだ。


体重=57.4Kg