旧版も新版も本文は、一文一語確かめた訳ではないが同じだと思います。富士日記は40年間も刊行され続けている。すごいことです。
オイラは2004年の富士日記(中公文庫)を持っているし、読んでもいるのだが、2019年に新版がでたということで、遅ればせながら上・中・下巻を買いました。
購入してよかったなぁと思うのは3巻とも巻頭に写真家武田花さんの写真(富士山山荘の外観と内部)が挿入されていました。***武田花さんのお母さんは武田百合子さんです。お父さんは作家の武田泰淳さんです。***
そして中巻の巻末エッセーに、しまおまほさんが掲載されました。しまおまほさんのお母さんは写真家潮田登久子さん、お父さんは写真家島尾伸三さんです。エッセーの終わりの職業欄に(エッセィスト・作家)記載があり、しまおまほさんといえば漫画家だったんじゃないの?という疑問がわいて、アマゾンで検索するとエッセー集が何冊も上梓されている。こりゃ買でしょうと!ポチッとしてしまった。こうしてドンドンオイラは本の迷宮と引きずり込まれていくのです。助けて!