数日前に購入した沢野ひとし著 「画集・銀座のカラス」のなかで山本祥三著 東京風物画集ⅠⅡ 雪華社・昭和56年12月刊のことを「モノクロで描かれた彼の絵を、ペンや筆で模写し・・・模倣することによって僕の絵も・・・山本祥三の絵は、彼の詩情と重なって、見る人に深い感動と時のすぎゆく悲しみを与えている」と紹介している。
こういう文章を読むとオイラの中でムクムクとわき上がるものがある。「見てみたい、手にしたい」ということでネット検索したら多数ヒットした。本の底部にB印有という注釈が付いていてⅠとⅡの2冊で1500円だった(定価は一冊1500円)。ネットは誰でも何でも欲望をかなえてくれる悪魔の巣窟。
Ⓑ印とは出版社が倒産又は在庫処分として新刊で出回らないように印を押して「一束いくら」としてバーゲンプライスで売りに出した本という事を表す。(ぞっき本・バーゲンブック)オイラは初めてB印の本に出合った。