【2009年10月撮影】
Nikon D60 + AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
昨晩は、my妻が不在だった為、my娘と二人だけで夕食ることになった。
夕刻、「五体満足で帰宅した」旨の連絡をもらった際、
「夕食には何を食べたいか」と問うたところ、
「父の味覚及び調理技術に不安があるから余計なことはしないで欲しい」という本音を隠し、
「冷凍庫に母が作ったカレーがあるからアレを食べよう」などと殊勝なことを言う。
理由は何であれ、カレー星人としては「カレーを食べたい」旨の申し出を断るわけにはいかない。
前日(22日)が『カレーの日』だった事を見逃してしまった負い目もあり、
素直に『献立決定者の栄誉』はmy娘に譲ることにした。
ご飯だけ炊いておくよう指示し、
「…サラダつくって、、、サイドメニューは冷蔵庫見て考えれば良いか」などと、
『一手間加えてmy娘を失望させる事』ばかりを考えていたら、帰宅時間が遅くなった。
玄関のドアを開けると「腹減ってしぬ」と言うmy娘の飢餓オーラに圧され、
『レンジでカレー解凍→鍋に移し加熱→その間にキャベツ千切り:サラダ完成→お皿にご飯盛ってカレーかけて完成』
という超手抜きメニューを提供した。
今から思い返すと、
「はやく食べたい!」と思わせる事で父に『余計な調理という名の食材破壊行為』をさせない作戦だったのかもしれない。
my娘への『手抜きカレー定食』を完成させている間、平行して自分のカレーもつくっていた。
それが『自宅で再現する金沢カレー』である。
どの程度認知されているのか知らないが、『金沢カレー』とは、
【石川県金沢市付近で発生した独特なカレーライスの事】である。
そりゃそーだ、【シベリアで発掘されたマンモス】や【将棋で桂馬が成った時の呼び名】、
【演歌新人オーディション・アムステルダム大会を勝ち抜いてデビューした少女のデビュー曲】を『金沢カレー』と名付けると、
【『二度あることは三度ある』と名付けた『三度目の正直』】とは違った意味の混乱が生じる。
…ぁーこのあたり、自分で書いていても良くわかりません。
金沢カレーの特徴は、
・キャベツの千切りとカツがのっている
・ソースがかかっている
・フォークで食べる
・黒っぽくて濃度が高いルーでトゥギャザーする
・そのルーは大柴
と言ったところ。
『自宅で再現するmy金沢カレー』は、『カツ』を用意している時間が無かった為、冷凍の『チキンナゲット』で代用した。
ご飯をお皿に盛り、片側に寄せるようにしてキャベツの千切りをのせる。
ルーをトゥギャザーした後チキンナゲットをのせ、最後にソースをかけて終了:完璧な『my金沢カレー』の出来上がりである。
お味の方はと言えば、【ジャンクで高カロリーな見た目そのままの味】である。今もまだ胸焼け気味だ。
どの程度【お店の味】を再現出来たかというと、なんとコレがビックリ!
『金沢カレー』を一度も食べたことが無い為、再現度の検証は不可能と言う見事なオチである! ぅむ。
* * *
掲載した画像は2009年10月、愛知県内で『金沢カレー』を出すお店のメニュー用に撮った画像であり、
デジタル一眼レフカメラを買った『2日後に』仕事として撮った画像でもある。
正確には、この仕事の為に急遽カメラを買いに行き(予算的にコンパクトカメラを買うつもりだった)、
現品特価で売られていたデジイチを発見:購入したのだ。
この時、何件か回った先のカメラ屋でデジイチに出会わなければ、今頃カメラなんて趣味にしていなかったであろう。
まさに記念すべき画像、忘れられない仕事なのである。
今見れば、なんの知識も無く勢いだけで撮った画像はメチャクチャでお粗末MAX。そもそもピント合ってないし。
撮り直す為に今度は客として行ってみようかな、などと思った次第である。
結論:my金沢カレーの画像は、自分自身の飢餓オーラに圧された為撮っておりません