西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

日々浮かんでくる言葉をエッセイにして・・・・・・。小説は「小説を読もう 西野了」で掲載中です。

寒がり屋は鍋が好きだが、偏食児童は鍋が嫌い?

2008-01-22 10:00:02 | Weblog
 僕は寒がり屋です。先日マッサージにいったところ(最近はほぐし屋っていうのでしょうか?)スタッフの女性から、「足が冷えてますねぇー」としみじみ言われてしまった。寒がり屋は寒さに弱いだけでなく、あまりに寒いとそれだけで疲れてしまうのだ!ゆえに、僕のような寒がり屋にとって、冬の鍋物はなんとも嬉しいメニューなのである。
 鍋は暖まる。もうそれだけで幸せな気分になり、作ってくれた奥さんに「ありがとう」と殊勝にも感謝してしまうわけだが、昔は鍋が好きだったわけではない。いや、むしろ苦手なメニューだったのだ。日本人に鍋物が嫌いな人かいるのか?と非難の目をむけられそうだが、実はいるのである。偏食児童だった、わたくしです。
 子ども時代の僕は非常に食べられるものが限られていて、家で水炊きをしてみんながわいわいと楽しそうに食べているのに、暗い顔をして鍋をつついておりました。食べられるものといえば、豆腐と白菜が少々、たまに牡蠣や貝柱ぐらいなもの。(贅沢なこどもです)うちの家では、骨付きのかしわがメインで、この偏食児童は当時、鶏肉が苦手だった。しいたけも苦手だった。ねぎも苦手だった・・・・・(いったい何を食べて生きていたんでしょかねぇ?)
 ところが年を経るごとに味覚は変わるもので、今の奥さんと結婚した頃には、鍋が好きになっていました。また鍋といっても「しゃぶしゃぶ」「キムチ鍋」「寄せ鍋」などいろいろあるわけで、鍋物=水炊き=まずい、といった固定観念も崩されていったことも、鍋好きに転向?した大きな要因だったと思われます??
 僕の住んでいるところは山の中なので、おいしいしいたけが手に入ります。白菜と白ねぎとか豆腐とかさっぱりしたものがあれば、歳のせいか、そういう食材で満足してしまいます。まあこれだと精進料理っぽくなるので、動物性たんぱく質の食材もなにか入れますが、最近は豚が多いような・・・(だから豚しゃぶが多い)ところで、うちの娘なんかが白ねぎがおいしいとか言ってむしゃむしゃ食べてるけど、自分のこども時代には考えられなかったので、なんとも不思議な食卓の風景に思えてしまうのだ。
コメント
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