西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

日々浮かんでくる言葉をエッセイにして・・・・・・。小説は「小説を読もう 西野了」で掲載中です。

ウクライナに侵攻したロシアとは? その2ソ連はいい国?

2022-02-28 16:02:21 | Weblog
 大学に行くとソ連のイメージがだいぶ変わってくる。わたくしも学生運動にかぶれて、いわゆるアメリカ帝国主義打倒というスタンスになったのである。当時アメリカはベトナム戦争で失敗して人気凋落していたので、なおさらである。今ではちょっと考えられないが当時の学生運動はすべてアメリカ帝国主義が悪い!日本もアジアも世界の人民もすべて苦しめているのはアメリカ帝国主義だぁと学生運動にかぶれた者たちは思っていた。
 それでソ連はどうかというとアメリカ=悪者、それに対抗するソ連=良い者というまことに単純な図式が結構まかりとおったりしていた。中国は情報がほとんどないので謎の国でしたが一応社会主義国なので善玉っぽい印象があった。例えばアメリカが核兵器を所有していてけしからん!核兵器廃絶しろ!と叫ぶのだがソ連も核兵器所有国である。ソ連の場合はアメリカの核兵器所有で独り勝ちはイカン!ということで、ソ連は仕方なく核兵器を持っているという訳の分からん理屈がありました。何となく核兵器廃絶のためにソ連は努力しているという思想的風潮はあった気がするが、冷戦のさなかであり冷静に考えればありえない話だ。だけど当時のわたくしは左か右かといった単純な世界の見方をしていて、なかなか客観的に考えられないものだった。
 だから全体的にはソ連はなかなか良い国ではないのかというのがわたくしの印象でした。五木寛之氏の「青年は荒野をめざす」という小説でも魅力的なロシアの女性も出てきたし・・・。
 
コメント
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