地方紙 「 声 」 の欄に従兄M太さんの記事が
掲載されたとのことで 【 花時計 】 に転載いたします。
今は新緑の季節で野鳥は巣作りの最中と思うが
鳥によって巣作りがさまざわで
感心するほど上手に作っている。
私が子どもの頃はわんぱくであまり出来が良くなく
母親に心配や苦労を掛けていた。
母親は将来を心配してこんな例え話しをしていた。
ヤマバトが巣の作りかたの指導を受けに
鳥の親方のもとへ行った。
教えてもらっている最中に最後まで聞かないで
「 分かった分かった 」 と帰った。
ヤマバトが巣を作ると雑な巣しかできなかった。
人から教えられる時は最後までしっかり聞いて
分からないところは納得するまで
教えてもらうもんだと母親に言われた。
山の遊び場にヤマバトの巣があったので確かめると
母親が言っていた通り雑であった。
人さまから教えられる時はよく話を聞き
納得するまで聞くように心掛けている。
今は母親は亡くなっているが
忠告を心に秘め生活してきた。
子どもの頃遊んだ山は大震災後
高台宅地造成で木が伐採され
ヤマバトの巣は見られない。 寂しくなった。