地方紙 「 声の欄 」 に従兄M太さんの記事が掲載されたそうで
「 花時計 」 番外編として 又も転載いたします。
毎年今頃の時期になると、毎日のようにウニ ( かぜ ) の
口開けに関する漁協の放送が流れる。
採取の際の注意事項や海が荒れることによる口止め
あるいは集荷時間やその日の水揚げ量、値段など
漁師の人たちの一喜一憂が手に取るように分かる。
漁業に従事している親戚から高価なウニのお裾分けをいただいた。
大好物のウニ丼をおししくいただくのも今の時期の楽しみである。
親戚によると、ウニは山田でも少なくなり
痩せて実入りが少ないという。 原因は磯焼け。
海の中の岩などから海藻なくなってしまった映像が
テレビで流され、深刻な状況に驚き、がっかりしたことがあった。
ウニは漁業者にとってはボーナスだ。
大漁で高値で取引されると、浜は活気づく。
昔のようなにぎわいが戻ることを願うばかりだ。
当地では昔から 「 ホヤを食べた後に飲む水やビールはおいしく感じる。
とろろは麦飯、ウニはヒエ飯がおいしい 」 といわれているが
ウニ丼はヒエ飯ではなく、通常のご飯でもおいしかった。