晴耕雨読

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バルチック艦隊エピソード2・ロジェストウェンスキー

2005-05-15 | 坂の上の雲
バルチック艦隊は、1904年10月15日バルト海に面したリバウ港を出港。
艦隊の司令長官はロジェストウェンスキーである。

ロジェストウェンスキーは、端正で威厳に満ちた容貌の持ち主であり
利口でスマートだということで、ニコライ二世の寵愛を受けていた。

彼は、元来侍従武官で事務にやかましく部下の不規律を発見したがる
衝動は異常なほどで、一軍の将というよりは天性の憲兵である、
と司馬さんは書いている。

そのうえ臆病!
前回紹介した北海での漁船群攻撃は「日本の水雷艇が、
ヨーロッパ北部の海に待ち伏せしている」という妄想を、
大艦隊の統帥としてそれを沈静させなければならないところを
彼自身その妄想のとりこになって、かの事件を引き起こしたというわけ。


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