なおじい(HOBBY:カメラ・ビデオ撮影・DVDオーサリング/資格:ラジオ体操指導員・防災士・応急手当普及員)

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【2015新語・流行語】大賞2語決定「トリプルスリー」「爆買い」 芸能ネタは逃す

2015年12月02日 08時41分18秒 | ブログ

【2015新語・流行語】大賞2語決定「トリプルスリー」「爆買い」 芸能ネタは逃す

流行語大賞「トリプルスリー」を達成した(左から)福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手、東京ヤクルトスワローズ・ 山田哲人選手(C)ORICON NewS inc.© 芸能ニュース 提供 流行語大賞「トリプルスリー」を達成した(左から)福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐選手、東京ヤクルトスワローズ・ 山田哲人選手(C)ORICON NewS inc.

 その年話題となった新語・流行語を決定する年末恒例の『2015 ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)が12月1日発表され、「トリプルスリー」と、「爆買い」の2語が年間大賞に選ばれた。

 プロ野球の1シーズンで打率3割、ホームラン30本、30盗塁以上の成績を表す「トリプルスリー」。今年は福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手と、東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手の2人が達成し、それぞれのチームをリーグ優勝に導いた。日本プロ野球の長い歴史の中でこれまで10人しか達成しておらず、2人同時達成は史上初の快挙。

 また、主に中国からの訪日客がドラッグストアや家電量販店で、化粧品や医薬品やお菓子などを大量に購入する「爆買い」も年間大賞を受賞。近い言葉として、外国からの観光客を意味する「インバウンド」もノミネートされていたが、インパクトの大きさから「爆買い」が受賞する運びとなった

 そのほか、トップ10には「アベ政治を許さない」「安心して下さい、穿いてますよ」「一億総活躍社会」「エンブレム」「五郎丸(ポーズ)」「SEALDs」「ドローン」「まいにち、修造!」が選出された。

 14年の「ダメよ~ダメダメ」、13年の「じぇじぇじぇ!」「倍返し」「今でしょ!」、12年の「ワイルドだろぉ」など、ここ数年は芸能ネタが大賞を受賞していたが、今年は大賞を逃した。

 同賞は1年の間に軽妙に世相を表現している“言葉”、広く大衆の目や口、耳を賑わせた“言葉”の中から選出。11月10日に大賞候補50語が発表されていた。

【2015新語・流行語】
「大賞受賞語」:受賞者
◆「トリプルスリー」:柳田悠岐選手(福岡ソフトバンクホークス)、山田哲人選手(東京ヤクルトスワローズ)
◆「爆買い」:羅怡文氏(ラオックス 代表取締役 社長)

「トップテン受賞語」:受賞者
■「アベ政治を許さない」:澤地久枝氏(作家)
■「安心して下さい、穿いてますよ」:とにかく明るい安村(お笑い芸人)
■「一億総活躍社会」:安倍晋三首相(※欠席)
■「エンブレム」:夏野剛氏(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 参与 エンブレム委員会 委員)
■「五郎丸(ポーズ)」:五郎丸歩選手(ラグビー日本代表・ヤマハ発動機ジュビロ※欠席)
■「SEALDs」:奥田愛基氏(SEALDsメンバー)
■「ドローン」:野波健蔵氏(千葉大学 大学院工学研究科・工学部 特別教授)
■「まいにち、修造!」:松岡修造氏(プロテニスプレーヤー)


「横綱」は北陸新幹線・桜ジャパン MJ15年ヒット番付

2015年12月02日 08時28分09秒 | ブログ

「横綱」は北陸新幹線・桜ジャパン MJ15年ヒット番付

   日本経済新聞社は2015年の日経MJヒット商品番付をまとめた。ラグビーでは日本代表がワールドカップ(W杯)で優勝候補を破り、小説ではお笑い芸人が芥川賞を取る金星を挙げる。一方、新幹線といった交通インフラやファーストリテイリング、セブン―イレブン・ジャパンなどのトップ企業は、盤石の地力で市場を広げる。2015年のヒット商品番付は「番狂わせ」と「横綱相撲」が土俵を盛り上げた。

 

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西の横綱は「ラグビー桜ジャパン」だ。W杯で優勝候補の南アフリカを大逆転で撃破。日本は24年ぶりの勝利となり、強豪国の壁が厚いこの競技で「史上最大の番狂わせ」と称賛された。8強入りは逃したが3勝を積み上げ、その後の国内のトップリーグは平均入場者数が7902人と前年同期比で倍増している。

 

ラグビーW杯で南アフリカに勝利し、大喜びの日本フィフティーン=19日、英国南部ブライトン(共同)
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ラグビーW杯で南アフリカに勝利し、大喜びの日本フィフティーン=19日、英国南部ブライトン(共同)

 エース五郎丸歩選手の著書は大会前の約8倍にあたる6万部、スポーツ誌「ナンバー」の特集号は20万部に増刷された。ユニホームなど関連商品を販売する「カンタベリー」では、前回のW杯に比べ売り上げが3倍に。EY総合研究所は、2019年に日本で開催するW杯の経済効果を約4200億円と推計する。

 専業小説家たちの一大目標、芥川賞を芸人が奪取する。東の大関はこれまた大番狂わせ、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹氏の小説「火花」だ。単行本239万部を発行し、受賞作で歴代1位に躍り出た。話題性も相まって、掲載誌の「文学界」は1933年の創刊以来初めて重版。受賞後に載せた「文芸春秋」も110万部を超えた。

 既存の秩序をひっくり返すという意味では前頭「Airbnb(エアビーアンドビー)」も政策を動かした。米ベンチャーがネット仲介する民泊サービスで、個人が空き部屋を旅行者に貸す。日本でも外国人観光客の急増でホテルが不足するなか、1年で52万5000人が利用。インバウンド消費の勢いを象徴した。

 貸し手の大半が旅館業法の営業許可を持たず、トラブルも心配される。政府は実態を追う形で、来年4月にも許可制で全国解禁する方針に転じた。制度が整えば、東京五輪を支える宿泊インフラのひとつになりそうだ。

 家電ベンチャー、バルミューダ(東京都武蔵野市)の「ザ・トースター」は、大手にはなかった発想で、単純家電の常識を覆した。小さじ一杯分の水を入れて蒸気を発生させ、温度制御と合わせてパンを食感良く焼き上げる。税別2万2900円と突出した高価格ながら、発売前予約で初回生産の2万台が完売した。

 

業績上振れ分の多くは北陸新幹線の効果
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業績上振れ分の多くは北陸新幹線の効果

 一方、強者は横綱相撲で市場を押し広げた。東の横綱は「北陸新幹線」。最速の「かがやき」は東京―金沢を2時間28分で結び、所要時間は1時間20分も短くなった。半年間の乗車人数は約482万人と、前年同期の在来線特急に比べ3倍だ。

 金沢市の兼六園では、4~10月の入園者数が199万人と前年同期に比べ5割増、金沢21世紀美術館も同148万人と3割増えた。新幹線という日本を代表する交通インフラの力を示した。

 東西の小結は、業界を代表する強者が生んだ定番商品。ファーストリテイリング傘下のジーユーは、裾が広がった膝下丈のワイドパンツ「ガウチョパンツ」を発売。「体形を気にせず着られる」と女心をつかみ250万本を売った。アパレル各社が追随している。

 「コンビニドーナツ」はセブン―イレブン・ジャパンがほぼ全店に導入。1個100円ほどで本格的な味が人気で、今年度は約4億個の販売を目指す。他の大手も後を追い、いれたてコーヒーに続くヒットになった。

 西の大関「定額配信」は個別のコンテンツに料金を支払う従来の常識を覆した。動画や音楽が月額数百円で視聴し放題。ネットフリックスのほかアマゾン・ドット・コムやアップルなどが参入し、日本勢と競う。ICT総研によると、利用者数は15年末に音楽で前年比66%増の930万人、動画では同40%増の590万人となる見込みだ。携帯電話と同じ固定費となり、他の買い物に回らない懸念も生まれた。

 一進一退の個人消費が続いた2015年だが、他にもヒト型ロボット「ペッパー」や小型の無人飛行機「ドローン」など新分野の芽が生まれた。一つの勝利が全てを変えたラグビーのように、明日を塗り替える一歩になるかもしれない。