断食明けにはまずデーツ(ナツメヤシの実)を
断食をするのは、日の出から日の入りまで。より正確に言うと、夜明け前のお祈りの時間(ファジュル)から、日没時のお祈り(マグリブ)までです。
この夜明け前にとる食事を「スフール」、日没後にとる食事を「イフタール」と呼びます。
断食が明けてすぐの食事であるイフタールには、まずは水やジュース、スープなどの水分、それに栄養価が高いデーツ(ナツメヤシの実)、ゆで卵、お菓子などの軽食などをとります。
その後で、揚げものや甘いものをふんだんに盛り込んだ豪華な食事を、家族や友人と楽しむのです。
小さな子どもや、病気の人、妊娠中の人などは、断食をしません。日没後に食べる料理を昼間のうちに調理する場合、子どもが「味見」をしたりするのだそうですよ。