マツダオールスターゲーム2016(7月15日・ヤフオクドーム、16日・横浜)は27日、ファン投票の最終結果が発表された。ソフトバンクの柳田悠岐外野手(27)が両リーグ最多の52万1685票を獲得。ヤクルトの山田哲人二塁手(23)が46万7633票で続き、昨年トリプルスリーを達成した2人が各リーグの“顔”に選ばれた。

 パ・リーグではソフトバンク勢が12人中5人選出され、セ・リーグはヤクルトが11人中3人を占め最多だった。

 柳田は最終中間発表から約15万票伸ばしトップの座をキープ。規格外のパワーとスピードが持ち味で、ここまで69試合に出場し、打率・296、10本塁打42打点、11盗塁の数字を残している。

 セ・リーグの捕手部門は最終中間発表で2位だった中村(ヤクルト)が原口(阪神)を逆転して初のファン投票選抜出場をつかんだ。パ・リーグは一塁手部門の中田(日本ハム)が内川(ソフトバンク)を、二塁手部門の浅村(西武)が本多(ソフトバンク)を、外野部門の糸井(オリックス)が中村晃(ソフトバンク)を抜き、ソフトバンク勢を追い抜く形となった。

 NPBの発表によると、インターネット、携帯電話、投票用紙による有効得票数は2477万1011票。セ・リーグからは全チームから選出されたものの、パ・リーグではロッテ、楽天からの選出はなかった。

 選手間投票の発表は30日に行われ、監督推薦を含む全出場選手は7月4日に発表される。

【セ・リーグ】※数字はファン投票選抜回数、カッコ内は選抜回数

・先発投手 菅野智之(巨人)1(4)

・中継投手 田島慎二(中日)1(2)

・抑え投手 山崎康晃(DeNA)2(2)

・捕手 中村悠平(ヤクルト)1(3)

・一塁手 新井貴浩(広島)3(7)

・二塁手 山田哲人(広島)1(3)

・三塁手 川端慎吾(ヤクルト)2(2)

・遊撃手 坂本勇人(巨人)5(8)

・外野手 筒香嘉智(DeNA)2(2)

     丸佳浩(広島)4(4)

     高山俊(阪神)1(1)

【パ・リーグ】

・先発投手 大谷翔平(日本ハム)3(4)

・中継投手 牧田和久(西武)1(3)

・抑え投手 D・サファテ(ソフトバンク)1(3)

・捕手 炭谷銀仁朗(西武)1(3)

・一塁手 中田翔(日本ハム)6(6)

・二塁手 浅村栄斗(西武)3(4)

・三塁手 松田宣浩(ソフトバンク)5(6)

・遊撃手 今宮健太(ソフトバンク)3(3)

・外野手 柳田悠岐(ソフトバンク)2(3)

     秋山翔吾(西武)2(2)

     糸井嘉男(オリックス)5(8)

・指名打者 長谷川勇也(ソフトバンク)1(4)