市営住宅に住んで２１年目

当団地に居住した年齢は、６０歳を目の前にしていた、生まれて直ぐ親の家、それからづう～と借家住まい、最後は市営住宅と、とうとう自分の家を持つことが出来なかった。
どうも、我が家に執着がなかったのか、それ以外に私財をつぎ込むものが有ったと思っている、その他に自分と女房の時間まで注ぎ込んでいた、それで決して間違っていたとか失敗したとか思ったことはない、それが私の人生そのものと今でも思っている。
それゆえ、他の人には味わえない楽しい人生と今でも思っている、最近人と人の関係が希薄になり「隣の人は何する人ぞ」の風潮が蔓延しているが、市営団地だけは今だ向こう三軒両隣と比較的に近所付き合いが残っている、当団地の住人も高齢者が増えてきているのが特徴で、最近は若い世代がこの様な団地住人になるのを嫌っているとも感がられる。
それゆえ、小学生がいる家庭は数えるだけ、裏の公園には遊具も揃っているが利用している子供は滅多にいないのが寂しい。

目立つのは、爺さん婆さん達の園芸士の活躍で、朝夕涼しい時間はこの人たちの姿が目立つ。
そう云う、私もその一員で朝から定置植えした菊の手入れに余念がない、先日芯止めし脇芽を出さしていたが、目立ってきたので脇芽３本残し切り取る、その切り取った茎を挿し木にする、菊の手入れはマニアルを良く見て教科書通りにやっている。

残す花壇も少なくなってきていた、思い切って昨年よく育たなかった雑菊を掘り起し、そのあと堆肥、肥料、オルトン等を混ぜて床づくりを完成させる、ここにはハーブとひまわりを植えようと思っている。
今年も、木苺の白い花が咲き出した豊作間違いないと思う、石垣の間から根性マーガレットが咲いていた。

木苺は豊作間違いない
根性マーガレット
夕飯ワインでないよ梅酒だよ