園芸士も板についてくる

何か目標目的が出来ると、スタイルとか恰好から入ってきたと過去を振り返っている、小学生時代は戦時中で耐乏生活を強要され、贅沢は敵などと云われ貧乏が美徳のような時代だった。
遊び道具と云っても、男はチャンバラごっこ、とか鬼ごっこ、かくれんぼと素朴な遊びをやっていた、少し冒険的な遊びで木にロープを巻き付けターザンごっこ、実在の人物だったのかマライのハリマ王、を真似た遊び、漫画の冒険ダン吉など、子供たちに大いに影響を与えた、小さな池で角材を束ね筏遊びも、冒険遊びだった、それゆえ学校から帰ってから勉強などやることは無かった、もっぱら遊びが世界の小学生時代と記憶している。

子供の遊び道具は、そりぞれ小刀を使って作り出していた、現在にもつながっている冬の遊びはもっぱらそり遊びだった、これも全部子供達自身が作る木製の木橇でそのころ住んでいた室蘭市輪西町は、降雪量が少なくスキーが出来る所は限られていて、子供たちの遊び場は普通の道路坂で、現在の様に車は殆んど走っていない、馬車がたまに通るくらいの道路だったので、良き遊び場になっていた。

親たちは、生活に忙しく子供たちに構っていられる環境はなかった、それゆえ地域の子供グループが自然に出来上がり、グループ内で仲良く遊んでいたと記憶している。
国策で子宝と云って、子供の量産を奨励していた、我が家系も１０人以上の兄弟が生れていたが現在残っているのは、私と妹三人で言葉は悪いが粗製乱造時代だったと、今にして思っている。

婚期か、一段と遅くなっている私は２５歳で結婚しているがこの頃は普通であった記憶している、ただ女性が２５歳を過ぎると遅すぎたという傾向があり３０歳の嫁さんを貰った友人に対し、いい婆さんを貰ったとささやいていたことを覚えている。
現在は、男女とも３０歳を超える年齢が婚期となってしまった。
小学校５年生の夏終戦を疎開地の増毛で迎える、それから民主主義が入ってきた、私達も洗脳されていたので戦争に負けるわけがないと思っていたのも事実だった。

小さな町に進駐軍がやってきて、子供たちにガムやチョコレートをやっていた、ジープの周りは子供たちが取り巻いていた、子供心に屈辱を感じていた。

それから、民主主義が浸透し我々の時代でも子供は少数になって行った、全体の教育程度が高くなっていったことにも影響があったと思っている。

今日は朝から園芸士になり切っていた、前日ぶどうにハダニが発生し薬を散布していたが、ぶどうは関係なく成長して行ってた、少し風があったが二度目の薬散布となった、ハーブ５種も順調に発芽しだした、今週中過ぎにいよいよ仮設温室の解体に踏み切ろうと思っている。

伸びてきた葡萄
芝生の住人入替る