スラックスがハットに

壮年期から一貫して体形は変化することなく、既製服でＬサイズを買っていれば事足りていた、ウエストも最大で８５センチくらいまで到達していたが、其れ以上太ることもなく日本人の標準的な体型を保ってたと思っている、昨年あたりから徐々に痩せて行ったが別段気にもしなかった、いよいよ老年期に入ったので自然な現象とも思っていた。
進行性癌が発生し、体を蝕んでいたが本人は全く気付いていなかった、後から気が付いたことだが７０歳を境に毎年健康診断を受けておくべきだったと気が付いたが後の祭りだった。
胃カメラは、壮年期あたりから何回か経験しいるがその都度嫌な記憶が残っていたので、敬遠していたことも事実だった。
三月の手術前のカメラも楽になったと云っても、出来れば避けたい検査のひとつだ。
癌患者は、痩せるとと判っていても抗がん剤治療さえ終われば体力回復に総力を挙げて取り組もうと思っている。
治療中は、午前中は体が怠く活発には動ける状態にはならない、時々横になっているが、此のところお昼に温かいソーメンを食べているが、此れを食べ終わるとようやく元気になる、先日から気になっていたスラックスのウエストサイズ１０センチも太く感じられて気にしていたが、見かねた妹がウエストのサイズを計り１本プレゼントしてくれた、何本もあるズボンはだぶだぶだったので揃えなければと思っていた、安くてもいいからとチラシに入っていた既製服の店を訪ねたが、販売戦略が露骨で一回りして店を出る、折角来たからと福住のヨカドーに立ち寄る目的のスラックスも気に合わず隣の帽子コーなに気に入ってしまい、スラックスを買わずにハットを買って帰ってきた。

明日のお昼頃を目指し、四丁目十字街に出ることにしている神輿を見たら余裕が残っていれば、今日の続きで見て回ろうと思っている。

藤の花模様
つつじの花模様