ペタンク爺さん

ペタンクで遊ぼうよ!で20年

除夜の鐘 聞き漏らしての 夜が明ける

2015年01月09日 20時30分27秒 | 釣夜話
1月もあっという間10日は過ぎる、寒風にも負けず苫小牧防波堤にカンカイ釣りが懐かしい、釣にお金をがけるくらいなら魚屋で買って食べた方が安いと良く云われていたが、趣味で始めたのと釣具店が我家の家業のひとっでもあったので其くらいの文句を云わても屁とも思わなかつたし、親父直伝の数々の釣のテクニック、それにシーズンと場所、それに時間迄、夜來客があり囲炉裏を囲んで酒宴が始まり釣談義が繰り広げられていた、そんな大人の話の中に聞き役になった小学生中学生項の私が居た。
中でも海より川釣りの山女釣の話しが面白く、実際家を出て何日も帰らない事もあった、それ故生では持ち帰えれず焼き干しにていた、人里を離れ入った川の上流に向かっての釣り上り方法で、全くサバイバルで持ち出すものは味噌と米だけその他は全て現地調達、スタイルは小さな菅笠を被り腰には柳魚籠、そして武器にも使える鉈、釣竿は親父が考案して作らしている9尺5本次竹竿で餌は現地でイタドリ虫や川虫で、夕方近くまで釣り上ると河原の太い流木が重なっている所をベースキャンプ にしてその流木の下で焚き火をして自炊釣った魚はそこで内臓を取り出し鉈で作った串に刺し焚き火の周りに立並べる、食器は飯盒ひとつ蓋で山菜に味噌を入れるだけ、魚は無論串刺しが焼き上っているリツクの中から貴重な酒を出し飯盒の中蓋に山女入れ酒を継ぐ、この時の酒は最高とのこと同伴した友人と今日の釣果と明日の予定、その項には飯盒の飯は炊き上がり残った。ご飯はおにぎりに、食事が終わると一夜中の薪を集め山が赤くなるほど焚く、睡魔はどっと。

羆用心の焚き火とか、我家には本格的な親父か作った囲炉裏があり上には山女が多ったが様々な魚が藁で編まれ吊下げてあった。