暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#326

2021-11-04 07:54:01 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。


<今日の私的材料>

  • 米バージニア州知事選。

…これまで民主党が強かった州の、共和党勝利(僅差だったが)。12年ぶり。バイデン不支持層の票獲得が勝因と言われています。

”後ろにトランプの影あり”とメディアは賑やかです。「トランプは2024年の大統領選を虎視眈々と狙っている」と。

”来年の中間選挙の前哨戦”と見られていた今回のバージニア州知事選。

「バージニアがくしゃみをしたら、米全土は大病を患う」という選挙格言があるそう。→T-Billは8weekと52weekが売られていました。

…IMFが、FRBの金融緩和縮小に反対の声を上げています。「米が金融緩和縮小&利上げをすれば、世界経済は後退してしまう」として。

しかし、これは”米$高ユーロ安”への牽制と見られています。通貨安となれば物価高を招き、∴”悪い金利上昇”(国債が売られる=国債の信認が落ちてしまう→価格転嫁→景気後退へと繋がる)となるので。&原油etc. の調達コスト上昇=コモディティ上昇にも拍車がかかってしまうので(=インフレ長期化)。

        • 現在の米:①インフレ長期化、②労働市場の人手不足
        • 現在の中国:卸売物価上昇なのに、CPI下落(個人消費上がらない)。→∴銀行の預金準備率引き上げでもおかしくない。も、その素振りが無い当局(不動産に注力している今)。→∴「中国経済は上昇方向へ」とFT。

 

  • 今後の注目ワード「シームレス利上げ」。

…FOMCでテーパリングの今月開始が正式に決定しましたが。

FT系は「テーパーで米国債の需要が減るだろう(国債価格の下落、金利上昇)」「インフレ上昇で引き締めスケジュールが少し遅れ、経済の過熱が長引く。→∴金利上昇。→新興国(米から借り入れしている国)の借り入れコストが通貨安により上昇となるだろう」と。

明日の米雇用統計を控え(ADPは市場予想を上回った)、人材の取り合いな米。”人手不足”が問題となっています。「本格的インフレに移行する懸念あり、要注視」「デフレは無い」とも。

…今朝のモーサテ:グローバルマーケットエコノミストの鈴木さん。

マーケットは来年6月利上げ開始を織り込んだ(故の昨夜NYパウエル会見中の2年債・10年債利回り急上昇)。

も、昨今のインフレ率上昇(パウエルも前回FOMCでは『インフレは一時的』と断定していたが、今回は『インフレを想定』とインフレを肯定した)から、今のマーケットの”来年6月利上げ”説よりも利上げ時期は早くなるだろう、との見方の方が強い、とも(テーパー開始により”来年6月に資産購入をゼロにする”としたFRBなので)。

→∴パウエルは会見でシームレス利上げを否定したが、マーケットはパウエルさんを信用していない形となった、米国債利回りの急上昇。

→∴「FRBは限界を迎えた」と日経FT。

米の雇用コスト(7-9月期)が急上昇(↑1.3%)している現実からも、今回はマーケットを言いくるめられなかったパウエル。&期待インフレ率(BEI)の上昇とともに、FRBが注視しているCIE(共通インフレ期待指数)も急上昇中。→マーケット「利上げ今すぐでもおかしくない」

…今後の米マーケットの注意点は、金曜雇用統計の他に↓

        1. 米GDP下方修正があるかどうか
        2. サプライチェーン混乱での、価格転嫁の影響
        3. パウエル再任かどうか
        4. 11/4発表の、米財務省の資金調達法

…「中国の中小企業に対する税金優遇策を出すとした李克強副首相」という報道を取り上げていたシンガポールのニュース。

…北京市のコロナ感染者300人。

  • NYホリコさん。

…今回のFOMC:マーケットの過剰反応なし。

※1年前からテーパーへの反応は行き過ぎたものだった。「怖い怖い」と(2013.5月のトラウマで。当時1.6%⇒3%まで急上昇し、債券・株が買えなかった)。

→金利上昇しなかった今日。→∴株価上昇へと。

→”2013.5月の一回のみ”を則とするのはおかしい、と冷静になったマーケット。

&企業業績が良い今。「景気良好→金利上昇」則。(「景気悪・金利低下」の則はないので!)

…資金注入し続ける。まだまだ。

購入減額するだけ。(来年6月7月に購入終了の計算となる)

          • 国債:150億$/月の減額
          • MBS(住宅ローン証券):50億$/月の減額

→∴「早ければ6月、遅くても9月利上げ」がマーケットコンセンサスとなった。

…インフレについて。「コロナ禍での一過性なインフレなだけ」&供給混乱な今での上昇なだけ。

→∴いずれ供給は追いつく。「なので、インフレはやはり一過性」も、「来年を見てみないと分からない」ともホリコさん(弱気なホリコさんは珍しい)。

…クリスマス商戦で米3指数の更なる上昇はあるのか?

下落タイミングは、相当上げてからの下落となるとみるので、ワーッと一気に買われるようなことは無い、とも。


よろしくお願いいたします。