暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#333

2021-11-17 07:43:35 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。


<今日の私的材料>

  • 今朝のモーサテ:楽天経済研の加藤さん(中国専門)

…昨日の米中のオンライン首脳会談etc. について、まるっと。

          • 「見えない政敵」を退治するために、来秋3期目を目指す習(悲願の”台湾統一”の為に)
          • 2国の「衝突しないように」という”政治的意志が見えた”と。対話重視、と。
          • 「衝突も辞さない」米、「衝突避けたい」中国。
          • 気候変動では協力。人種・ハイテクでは競争という形に。
          • 「経済の底上げ」を狙う習(2035年までにGDPを倍増させる・10億人を豊かにする)。故に、豊かにする=経済力で米を超える=軍事力上昇となる。国を強くしたい習。全ては台湾を統一するために。
          • FTは「今まで拒否していた米が譲った」と。米サリバン「核兵器に関する米中協議を開始」とした。
          • 習「一線超えれば断固たる態度とる」とも。
          • オンライン会談に力を入れていたのは中国側。※メディア報道:中国15分以上、米36秒。
          • ワシントンポスト「米とのより対等な関係を切り開きたい中国」
          • ”3期目”での習の力を高めたい。⇒も、今はエバーグランデ・エネ価格高騰etc. 習は弱みを見せる訳にはいかなかった(求心力維持のため)
          • 「駒」として運命を告げられることへの警戒&香港の二の舞に対する警戒で、沈黙中の台湾。

…独:ロシアがガス管直結計画中断(1月前に完成してるのに)で、EUで天然ガス高騰。⇒未連立な独に対する、ロシアの揺さぶりと見られている。

…BS1 AM6:50。中小企業への支援額膨張による地方金融機関の体力低下を防ぐため、日銀は「地域金融機関への支援制度(付利)を来年度一部見直しへ」と。これは貸し渋りへと繋がる。

…シンガポールCNA。「友好的だったが、台湾については譲らなかった2国。協調ポイントもズレていた。①米を牽制した中国。『世界が”1つの中国”を支持している』と中国報道官。②『人権問題について話合をする用意がある、と習の発言があった』と米。故に立場を変えることをしなかった2国、成果は無かった」と。

…来年の日本への国際情勢が厳しくなると見られている。

北京五輪後、地政学リスク(中国の)上昇と見られる。来年は日中国交正常化50周年なので、米中の狭間で日本の立場は更に難しくなると見られている。

…公益・生活必需品・エネルギーセクターが下げた昨夜NY。

ビジネスジェット航空便の利用者が増加中な米(2倍。感染リスクが1/30以下であるとして)。2031年までの納入数が7400機。∴富裕層関連は今後上昇すると見られている。

…米利上げにより「高い利回りが期待できる」で、各社がHY債の発行数を増やしている、と言う日経記事。「リスク上昇」とも。

  • 来年6月からの利上げ見通しを見ているマーケット(も、『早すぎる』とMX WORLD MARKETZ)。

…Fedは6月利上げの思惑(も、まだテーパリングが終わっていない時期)。これについてパウエルが何と言うか。

&「一時的」連呼のパウエル、インフレの取り扱いを間違えると取り返しのつかない事態となってしまう今は危険ゾーン。

⇒∴「テーパーのスピードを早めて、中間選挙の前に少しだけ上げておく」というのが正攻法。も、「中間選挙への大打撃となる来年の利上げ」とアセンダント山中さん。

⇒∴「($円は)年内に115に乗せて、来年115半ば」とも山中さん。

…「2年債金利が上昇なのに、10年債金利がついてきていない。∴インフレ加速とか、金利上昇方向ではない」とYEN蔵さん。

ミシガン大学CPI・小売売上が強い。⇒∴来6月利上げでもおかしくない。

全体の失業率が下がっているが、ネイティブアメリカンの方々の失業率は高い。&求人率は高いのに雇用が少ない今、賃金⇑も要注意(加速すると債券市場も違う見方になってくるかもしれない、とも。悪い金利上昇)

ユーロも1.5を割ったので、早い段階での1.12もあると見られる、ともYEN蔵さん。英とアイルランド・独のpt⇑、も、「$下落はまだ。CPI上昇中・インフレ上昇中な今、金利上昇は来年になるので、まだ$下落因が顕在化する局面ではない」とも。

…CPI・物価・雇用・消費etc. 全てが強い今の米。

⇒「高圧経済」:景気上昇でもしばらく緩和続行、のイエレン政策が功を奏している状況の米。しかし”成功”と見る向きは少なく、「Fedの政策ミス」に賭けている今のマーケット。WSJでさえも認めている。∴12月FOMCは一転タカ派的となる、とも見る向きが多い。

…米ウォルマートCEO「個人消費⇑に自信ある」と。物流コスト上昇での、昨夜CPI上昇。

…インフレに敏感な最近のマーケット。ピリピリムード。今週の英CPIには要警戒、と和キャピタル・村松さん(note)

…米でガソリン価格がさらに高騰。「人々に大きな痛手(特にカリフォルニア州)」。以下↓因

          • 世界需要⇑
          • サプライチェーンの混乱
          • 原油高騰

&Xmasの休暇シーズンに入る米。⇒コロナで車移動が増える(レンタカーの予約ができない今)

※レンタカー料金も⇑56%(コロナ前比では⇑70%)。特にNY・ハワイ⇑。

  • coindesk:BTCの取引の約半分は、米$連動型ステーブルコイン「テザー(USDT)」が使われている。USDTを裏付けているテザー社の資産約750億$(約8兆5000億円)のうち、約半分はコマーシャルペーパーだ(CP:償還期限が1年未満の社債)

テザー社は9月に「恒大集団のCPは保有していない」と発表したが、これは裏を返せば「中国の大企業が発行した数十億$のCPがテザー社の資産に含まれている」とBusinessWeekが報じた。∴テザー社の恒大以外の不動産企業のCP保有が懸念されている。

「USDT・BTC・中国ディベロッパーのCPの関係」がとても危ういという現実。

2年前、USDTの発行額はわずか40億$。それが今では19倍に。BTCの時価総額は2年前の1590億$から1兆3000億$へと、約8倍。

&中国人民銀行のデータから、中国における2021年Q2(4-6)期限のCP発行数は約9000億$(2019年Q2比30%増)

⇒∴テザー社がこの2年間に増やした時価総額(=集めたステーブルコイン=”集めた米$”)の半分を中国のCPに使ったとしても、それは中国CPの新規発行額の1/5以下(中国CP市場では4%)にすぎない。(も、CPは本当に現金化できるのか?中国の通貨覇権思惑とかが含まれてないか?)

∴テザー社には透明性が求められている。


よろしくお願いいたします。