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全国通訳案内士試験 2020年度<合格体験記>(48)(英語)

2021年02月27日 08時31分20秒 | ●2020年度<最終合格体験記>
2020年度 <合格体験記>(48)(英語)



●英語(メルマガ読者、セミナー参加者、無料動画利用者、教材利用者)

一昨年の受験で、得意のはすの歴史を落とし、昨年は歴史以外科目免除、歴史のみを受験し何とか合格にこぎつけました。2次試験は一発合格でした。

①受験の動機
1986年初めて社会人として就職した会社が海外旅行専門の旅行代理店でした。1年半の間、海外旅行旅行の添乗員として年に220日程ツアーをこなし30か国弱の国々を訪問しました。
旅先で日本人もしくは日本語を話すガイドの方々と一緒に仕事をしました。日本語ガイドのいない国では自らがガイドをしたり、現地ガイドの通訳をしたりしました。
縁があってその後外資系IT企業に転職しましたが、60歳を迎えるあたり、若き日々に思いをはせ、拡大したインバウンド需要において(勿論コロナ前のですが)、今度は、日本の文化、芸術、風俗、習慣を正しく外国人に伝えたいという思いが強まり受験に至りました。

②第1次試験対策

<英語>(免除)

英語に関しては一昨年前の受験の際、数年分の過去問を解くと、何とか、合格ラインは達成できるなという感触がありましたので、特に勉強はしませんでした。自己採点で86点はとれていたと思います。外国語は短期的な上達は見込めませんが、ある水準に達するとそ安定して点がとれるようになると思います。その上で伝統的な日本事象を英文で説明する文章に慣れておくと万全だと思います。

<日本地理>(免除)
地理は苦手でしたので、とても不安でした。植山線先生のセミナーに参加し、大いに励まされました。
切腹資料に加え、ハローのマラソンセミナーを視聴。資料はとても良いと思いました。過去問は国内旅行業務取扱管理者試験のものを含めてやりましたタブレットで日本地理に関するクイズ形式のアプリで知識を強化しました。一発合格できました。自己採点は86点でした。

マラソンセミナー<日本地理>(第1講)


<日本歴史>(昨年不合格、今回合格)
地理とは反対に歴史は私の得意科目でした。一昨年それまでの過去問をみても合格ラインに達していたので高を括っていたら、あえなく沈没。
問題傾向が変わったのとあまりもトリビアな質問に悩まされ、もし、これが来年も同じなら、どんなに勉強しても、確実に受かる気がしない心細くなりました。
マラソンセミナーや、YouTubeの オンライン講義は非常に役に立ちましたが、いかんせん最近の歴史問題は難易度のバランスがあまりにも悪すぎる。
簡単なものは中学生程度のものがあるかと思えば、トリビアやマニアックな知らなければ全く歯が立たないような問題がかなりある。
今年合格したのはラッキーだったという感が否めません。自己採点も70点をかろうじて超える程度だったと思います。また落ちたなとさえ思いました。
この教科に関しては歴史検定や、共通テストでの免除を狙った方が近道です。歴史検定の2級は難易度は高いのですが、多くの人が指摘しているように問題のバランスが良く、努力に応じて結果に反映されやすいということですね。通訳案内士試験の歴史は曲者です。是非、改善してほしいです。

マラソンセミナー<日本歴史>(第1講)


<一般常識>(免除)
1昨年合格しました。もともと雑学に興味があったので多少有利だなと思っておりました。しかし、この教科は日頃から政治経済から芸能スポーツに至るまでの幅広い分野の情報に敏感であることが必要で短期間での受験準備には不向きな教科です。語り草になっていますが、数年前に出題されたアニメ映画「君の名は」のテーマソングを歌ている音楽グループは?という問題には我々世代、太刀打ちできません。正直、運、不運に左右されやすい教科ですね。
とはいっても、観光白書の訪日観光客動向の把握は必須です。過去問で出題傾向を理解し、データを最新にUpdateはしっかり押さえておきたいところです。前年度の観光白書の情報は古いので、受験の年にUpdateされる官公庁のホームページのデータを入手する必要があります。ハローでも紹介してくれていたので助かりました。何よりも、この教科で確実に点が取れるのはここだけです。

<通訳案内士の実務>(免除)
3年前から追加された教科で過去問が1年分しかなかったので、少々不安でしたが、1回目で合格できました。ハローのセミナーに参加しました。
参考書としては、三修社から出ている「通訳案内士の実務」は役にたちます。
むしろ、これ1冊で充分合格ラインに達成できると思います。私もほぼ満点近くま行きました。多少、問題の難易度は上がっているようですが、恐らくこの教科で多くの人を落とそうという意図はないように思えます。時間もここにかえる必要はなく2週間あれば純分でしょう。通訳案内士試験の中で一番準備しやすい教科だと思います。

2019年度<通訳案内の実務>直前対策セミナー
●<通訳案内の実務>セミナーの<切腹資料>



③第2次口述試験



<日本人試験官の特徴>

30代後半の日本人女性 試験中はフレンドリーな素振りはなかったですが、優しいそうな方でした。インストラクションやタイムキーパをしているだけで、質問などはされなかったです。

<外国人試験官の特徴>
40代 白人男性 眼鏡をかけてラフな格好でした。アメリカ英語の発音でした。意地悪な質問はなくどちらかと言うと助け舟をだしてくれたという印象でした。

●プレゼンのテーマ
①手締め
②レジ袋有料化(←これを選択しました)
③駅伝



私は「レジ袋の有料化」を選択しました。後の二つはほとんど語る知識がありませんので、選択の余地はありませんでした。とは言え、レジ袋の有料化について特に深く考えたこともなかったので、瞬間「やばい!」と思い、パニックになりました。

●私のプレゼン
「今日多くの人々は環境問題に非常に敏感になっています....と始めたけれど後が続かない。そもそもレジ袋の有料化は法律で義務化されたものなのか、政府の要請なのかすら曖昧で、頭が真っ白。環境問題の解決策として最近有料化されたが、そのおかげで中には自分のお気に入りのバッグを持ち込んでショッピングを楽しむ人々も増えたとか、適当なことで何とか話をつないでいるうちに「時間過ぎました」と言われ、結論らしい結論に至らず、「落ちた!」と思いました。

(プレゼン後の質疑応答)


(試験官)「レジ袋」はいくらですか?
(私の回答)小さなものは3円くらい。大きなものは5円くらい。そんなに高くありません。(店によって異なると言っておけばと後で気付く)

正直、何故合格したのだろうと未だに疑問なのです。

●外国語訳の日本文(新幹線)
新幹線は、その速さから「弾丸列車」と呼ばれている日本の超特急列車です。1964年、東京オリンピックのあった年に開業し、現在では、東京から、北は北海道の新函館北斗、南は九州の鹿児島中央まで伸びています。また出発時刻と到着時刻の正確さから、世界から高く評価されています。



※下記は、「日本的事象英文説明300選」の「新幹線」ですが、最初の部分が同じです。→「300選」に注意せよ!

(日本語)新幹線は、「弾丸列車」の愛称を持つ超特急列車である。開業は東京オリンピックの年である1964年で、現在では、東京から、南の九州と本州北部へ幹線が伸びている。

(英語)The Shinkansen is the super-express train nicknamed "The Bullet Train." It first began operating in 1964, the year of the Tokyo Olympics, and now has lines extending from Tokyo to the southern island of Kyushu and northern Honshu."


(ご参考)「日本的事象英文説明300選」パクリ事件の全貌
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/d9c3925f26080a978665f071ac33df21

これ、前半は植山先生の「日本的事象英文説明300選」からの引用ですよね。2次試験対策としてこの教材をベースとしてCDを何度も繰り返し聞いていたので「やった!」と思ったのですが、やはりリテンションのトレーニング不足で、鹿児島中央の中央が出てこない。詰まってしまし「すいません、思い出せません」と弁解してしまいました。これでまたパニックになり、最後の一文を翻訳することを忘れてしまい、面接官が怪訝そうなな顔をしたので、「ああ、忘れていた」とまたしゃべり始めましたが、あまりうまく訳せなかったと思います。これで、「外国語訳も落ちたな」と思いました。

<シチュエーション>
あなたは今、大阪で海外からの旅行者の家族に同行してガイドをしています。
明日は姫路城に行く予定だが大雨の天候不良の予測がされていて列車が止まる可能性がありますが、あなたは、通訳案内士としてどのように説明しますか。家族は姫路城を見るのを楽しみにしています。

(私の回答)

(と言われてもねーっという感じで、何の案もなく、話始めるしかありませんでした。取り合えず、)列車が動くなら行けるところまで、行って天候が回復するのを待つという案もある。行き着いた所で何か観光できるものがあるかは調べることはできます。(と回答したが、我ながら変な回答だなと思った。)

(試験官)この近くにお城はないのか?(と尋ねたのでこれが助け舟となって)
(私の回答)「大阪城」があるじゃないかと、それから大阪城について語ることができたので、何とか形になりました。

<2次試験全体の感想>
本当のところを言うと、力不足。直前にプレゼンの課題を与えられて、どんな課題においても、その内容を簡潔に表現できる力は自分にはないなと思いました。外国語訳もリテンションの力がないのは明らかでした。話された内容は直ぐに忘れてします。
言い訳になってしまいますが、年齢も影響しているかもしれません。メモも素早く取る訓練、それを読み取る力も不足していました。もし、私が試験官であったなら、確実に落としていたはあすです。わずかな合格の可能性は、他の受験生もまた、私と同じ条件で、問題を抱えているはずなので、比較に基づいて平均より上だった場合だろうと思いました。
最終的に合格したということはまさにそういうことだったのかなと理解しております。ですので、来年以降も受験される方には、途中で失敗したなと思っても、決して、あきらめず最後まで孤軍奮闘していただきたいとおみます。

●最後に
植山先生ありがとうございます。2年目で合格いたしました。
最初は動画を通じて、さらにセミナ-を通じて直接お話しを伺い、60歳を過ぎ、心のなえそうな自分を勇気づけていただいたのは、情熱とエネルギーの塊のような植山先生の励ましでした。
今回の通訳案内士試験へのチャレンジは、今後の私の人生にとって大変意義のあることだあると確信しております。
植山先生、本当にありがとうございました。

以上


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