折々のうま-当たらぬでもなし

競馬記事で埋めちゃうから、随想に心打たれた人はブックマークだ。

ITは過疎の村に革命をもたらさなかった

2009年07月28日 00時38分37秒 | 政治
ITは過疎の村にいても、世界と繋がっていると、
まことしやかに喧伝されたことがある。

バカじゃねえのか。

ブロードバンド環境にあるというだけで、
そこはもはや僻地とは言えない。

光ファイバー以前にADSLの敷設も断られるのが本当の田舎である。
ISDNさえも怪しくて、ダイヤル回線だって全国網が完成して、
たかだか20年である。

田舎では昔の電電債みたいに、みんなで工事費を出し合って敷設したり、
NTTの判断で採算度外視して敷設したりしている。
中には政治家が介在しているケースもあろうが、逆に言えば
そこまでしなければ敷設されないのである。

インフラの整備とはこのように長い目で見なければならないのであって、
昔の電電ファミリーを是認するわけではないが、
回線接続料引き下げなどの話をされても激しく違和感を覚え、
それよりFOMAのカバー率を上げろと絶叫したい衝動に駆られる。

田舎ではSoftbankなど屁の役にも立たない。
AUなどドコモに小遣いをねだるできの悪い兄弟みたいだ。

AUの周波数は政治的意図により、ドコモより飛ぶ周波数を
割り当てられている。
そのハンデを乗り越えて、基地局増設や出力強化を行い、
カバー率で均衡するドコモに敬意を表したい。

コメント
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