ダート路線を考える

９月に開催されていた盛岡のダービーグランプリがなくなり、
ダート３歳馬の秋の目標がなくなって久しいが、
代わりになるダートグレード競争は設定されないようだ。

ＪＢＣクラシック・スプリントの４週前あたりに、ＪＲＡが
３歳限定ダートＧ１を作ったらダートの活性化につながるだろう。

さらにフェブラリーＳは
フェブラリー・スプリント(東京1300)と
フェブラリー・レディーズ(東京1600)：牝馬限定、
フェブラリー・クラシック(東京2100)に分割し、
全部国際Ｇ１にする。

冬はホッカイドウ、岩手競馬が休催だ。
夏に北で走ってた馬はフェブラリーシリーズを目指して
出稼ぎさながら稼ぎに行くのだ。
大井、川崎、園田あたりにじゃんじゃんトライアル戦を組んでもらう。
もちろん地方馬限定の優先枠も作るのだ。
外国馬が入るレースがあってもいい。
フェブラリー・レディーズは牝馬の目標になるレースだ。
今年からやってユキチャンで稼ぎたい位だ。

会計検査院の小役人どもはホッカイドウ競馬の
札幌競馬場借り上げ料減免にケチを付けているようだが、

おまえらは国産の肉を食うな。
ジンギスカンなんて間違っても食うな。
っていうか北海道に来るな。

牧畜業の培養線だと何回言えば分かるのだ。
馬を食うわけではないが、大型哺乳動物の繁殖技術、
傷病の治療、獣医の安定した就職先、獣医学部の講座の維持、
獣医学部は犬猫病院のために作っているのではない。

バカは関西では最大級の罵倒である。

ＪＲＡは少しは地方競馬に親分肌を見せて、
牧畜業の守護神ぶりを発揮してくれ。
単なる天下り団体ではないことを見せてくれ。

はずし方を解析する

本題に戻って、事前検討よりも、事後検討が重要だと力説してきたが、
いろいろな角度からの検討方法がある。

１．レース展開
　　自分自身での検討も大事だが、私は独りよがりにならないよう、
　「netkeiba.com」の「重賞レース回顧」と「競馬万事塞翁が馬」の
　「レース回顧」を参考にしている。いずれも無料だ。

２．ステップ検証
　　レース展開とも被るのだが、前走のレース展開が極端だったり、
　重馬場だった、レースレベルが低く、死にステップでよかったなど。
　　事前に検証できるものは、ここぐらいなのだから重要なおさらい
　である。
　　
３．コンディション検討
　　前掲のものと関わってくるのだが、馬体重、枠順、輸送の有無、
　ジョッキーの技量、コース取り、馬場状態。
　　前走からの疲労度は重要である。

４．印の打ち方
　　単複派に言わせれば邪道極まりないが、３連単では避けて通れない
　検討課題だ。
　　当てた場合は蘊蓄に過ぎないが、はずした場合は時間を掛けたい。

(1) １着が無印
　　長距離の逃げが決まった場合はともかく、ほかの場合は猛省しない
　といけない。センスが問われる重要事態。
　　私の場合はＪＲＡのＨＰで過去レースを見まくりである。
(2) １着が△以下の印違い、タテ目
　　見立て自体は間違っていないので納得しがちだが、意外と根は深い。
　　１馬身以下の接戦ならともかく、頭はないと見切っているはずだから、
　展開の検討が必要だ。
　　アンカツやウチパクにやられたのならあきらめる。キリがないからだ。
(3) ヒモ抜け
　　大穴を拾うには、この部分の検討が重要だ。
　　☆だの注だのを打ってしまうと結果として印が回らなくなる。
　　ここで重要なのは「２強は並び立たず、３強は堅く収まる」
　という格言だ。
　　軸馬さえしっかりしていれば、保険としての対抗のみで十分。
　　１００点という私の制約なら６頭まで△が回る。
　　Ｇ１を見ていればわかるが、大穴でも１着は案外１番人気が多い。
　　ヒモが抜けるとそちらにばかり、注意が向いてしまうものだが、
　馬券上手は、何でそこが買えるんだという馬よりは、気にはなるが
　印が回せない馬で取っているものだ。

気をつけたい共鳴現象

ダントツの１番人気が飛んで万馬券になることが良くあるが、
それは別の解説本が出ているので、そちらを読んで頂くとして、
正直、何で一番人気なのか、よくわからないが、
どうしたものだろうと迷ってしまうことがある。
簡単にチェックポイントをあげるので、チェックしてみよう。

１．人気が人気を呼ぶ状況になっていないか。
　押し出された１番人気に良くあるパターンで、重賞でも結構ある。
　特筆すべき点もないが、他に有力馬もいないので、単に前走２着などの理由
で人気になっている。
　他人の人気、オッズに共鳴している人気だ。

２．前走ステップが好走ステップ
　ステップの取捨が大事と力説していながら、こういう話をするのは自己矛盾
も甚だしく、心苦しいことこの上ないのだが、これは、大事なことなので
触れておく。
　例えば、2008のダービーをディープスカイから３単２０万円的中させたが、
恐らく今年のＮＨＫマイル組は本線では買わないだろう。
　こういう話をするとブログも、後で編集して的中と騒いでいるのではないか
と言われそうだが、落ち着いて聞いて欲しい。
　ダービーでＮＨＫマイル組が来るのは、前々走が毎日杯で0.5秒差位で圧勝
している場合だ。
　皐月賞組がＮＨＫマイルで勝って、ダービーに来ても買わないだろう。
　しかし、弥生賞馬が0.2秒差で勝ったものの熱発で皐月賞を回避し、
ＮＨＫマイルを勝った場合は買う。
　ステップの取捨とはこんなものだ。
　最低でも馬券に絡んだ出走メンバーの後走ぐらいは確認したいものだ。
　過去の好走ステップに共鳴してしまう例だ。

３．鞍上人気
　これなどは私は自戒を込めて書いている。
　ルメールがエリザベス女王杯を取ると必要以上にＪＣでの騎乗馬に警戒して
しまう。武豊人気もそうだ。
　騎手の人気に共鳴してしまうパターンだ。
　何回か書いているが、ルメールや武豊が走るわけではない。
　しかし牝馬の福永などは侮れないので、この取捨が一番難しいのではないか。

４．血統人気
　触れてはいけないテーマに手を突っ込んだ気がする。
　新馬戦などは、これと調教しか手がかりがないのだが、否定してしまうとは、
我ながら無謀だと思う。
　平場、条件戦に出てくるような馬は血統の特徴を必ずしも引き継いでいない。
　母の父トニービンはさっぱり東京で走らない。
　要は血統の特徴が良く出ている馬を買いなさい、せめて、走りがいい感じが
する馬を買いなさいと言うことだ。
　闇雲に血統に共鳴してはいけない。
　でも、未勝利あたりでは血統に殉じて超大穴ということもあるが、
雷に打たれる以下の確率だ。
　ちなみに私は、新馬・未勝利は単複千円ぐらいで気軽に楽しむ程度だ。