折々のうま-当たらぬでもなし

泉下で涙する杉浦 千畝

馬券工学の不毛の論争に答える(ボックスとマルチの間)

2010年09月29日 00時06分02秒 | 馬券工学の不毛の論争に答える
私の中心馬券は3連単フォーメーションであるが、
最近は3連複でもフォーメーションを薦める本が多い。
私自身は3連複は気が進まないが、
ボックスだと、この組み合わせはないと思われるものが、
多数混じってしまうので馬券構成としてはありだと思う。

連勝単式馬券の流しにはマルチがあるが、
2頭軸ならともかく、1頭軸でマルチを買うのは、
かなりの混戦だが、軸になるアンカーホースがしっかりしていて、
絶対に飛ばない場合に限られるのであって、
単勝1倍台や複勝1.1倍なんていうのをマルチで買っても、
トリガミになる可能性が高いと思う。

ディープインパクトの頃で言えば、
ディープインパクトが軸になるのは分かるにしても、
シックスセンスが1着になるようなマルチは何だかなあ、
ということだ。

ボックスからあり得ない1着馬や2着馬を削る。
あるいはマルチから頭にならない馬を削っているのが、
フォーメーションである。
闇雲にマルチで買っていては、保険、押さえと言うよりは、
高配当のためには軸馬が負けるのを祈るという、
おかしな話になりかねない。

マルチの購入者は、ボックス買いを軽蔑する傾向にあるが、
実はマルチは変形ボックスであるということを踏まえなければ、
収支の改善は難しい。

言わずもがなだが、ボックスと連勝単式流しの中間が
フォーメーションになる。
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