ついにデタラメ委員長まで擁護。産経新聞の迷走を嗤う。

　東京電力福島第１原発１号機への海水注入をめぐる問題で、東京電力が実際は注入
を続けていたと一転して発表したことを受け、原子力安全委員会の班目春樹委員長は
２６日、「中断がなかったのなら、私はいったい何だったのか」などと不信感をあら
わにした。
　班目委員長は海水注入について地震発生翌日の３月１２日に菅直人首相らと協議し
た際に、再臨界の危険性を指摘したと伝えられ、発言内容が注目されていた。
　２６日午後２時からの委員会が始まる直前、東電関係者から注水継続の事実を聞い
たという。
　班目委員長は「５５分間の停止命令を誰が出したのかという話をしていたのに、
停止していなかったと。私の頭の中はクエスチョンマークだらけで相当混乱して
いる。いったい何がどうなっているのか教えてほしい」とため息交じりに話した。
（産経新聞）

　バッシングは私もエスカレートしてしまうので、人のことは言えないが、今回の
失態の責任者は原子力村の住人の東京電力と原子力安全委員会・保安院にあるのは
当然のことである。
　そもそも東京電力は斑目委員長、あなたの所管企業です。
　もちろん菅総理の責任は免れるものではないにせよ、あまりに楽観的な見通しと
続く水素爆発、３号機、４号機の燃料プール爆発疑惑（３号機は即時臨界「核爆発」
も）と菅総理ならずともパニックになるのは想像に難くない。

　産経新聞に問う。

　総理とは原子力安全委員会・保安院を凌駕する知識を持たなくてはいけないのか。
　職責を果たさず、人類を滅ぼしかねない致命的なミスのみならず、隠蔽を重ねる
組織、人間を叱責してはならないのか。

　みぞうゆうの人や普天間不規則発言で東アジアを流動化させた人の方がいいのか。

　菅総理の癇癪も問題だが、斑目委員長の失笑は噴飯ものだ。

　人間に誤ちはつきものだが、事ここに至っては、我が身より、人類の行く末を案じ、
福島の痛みを痛みとし、福島の哀しみを哀しみとする、そんな気配はみじんもない。
　彼の発言には失策に対する忸怩たる思いがない。被災者に対する想いがない。
そして事態の収束に対する祈りがない。

　それは読売産経にも言えることだ。