YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

秋元康

2012-07-20 21:47:30 | Weblog
『象の背中』

48歳の男性が肺癌で余命半年の宣告を受け…
その人が亡くなるまでの生き方。

この本はこっちに来てすぐくらいに一度読んだのですが…
余命○○年の宣告は受けてないものの…

私の中に、にむ氏という存在がある以上、とっても気になるお話で…

先日、ふとこの本のあることに気付き、昨日、今日の2日で読んでしまいました。

5年前に読んだ時にも感動をしたのですが、
今回は、また違う新たな感動がありました。

『「だってそうでしょう?いやな事なんかどんどん忘れて、自分にとってつごうのいいことしか覚えていないもの」 「それは、生きる知恵だよ。神様は、そのために人間に、“忘れる”という能力を与えたのだと思う」』

『どちらかを選ぶ自信のない時、人は“現状維持”で甘んじるものだ。だめか、こんな親父は?』←こういうのは、私、好きじゃない。だから今まで私は無理してでも選んできたと思う。
だから、精神的にキツイって事が何度もあった。
でも…今は思える。(これも、こういう生き方も有り じゃないかな?)って。

『散る桜、残る桜も、散る桜』←これは良寛様の言葉だそうです。(言葉は知ってたけど、良寛様って、知らなかった。)
そこで思い出した、私の好きな言葉、これも良寛様。 
『災難に逢うときには 災難に逢うがよく候
死ぬ時節には 死ぬがよく候
是は災難をのがるる妙法にて候』 ←なんかね、この言葉を聞くと(そうだよね~。)ってほっとする。

『俺は…病人として死にたくない。抗がん剤や放射線に痛めつけられるのは、ごめんだ。先端医療で生命が維持できたとしても、それは肉体だけが生かされているのとおなじだろう?
お父さんは“天命”を全うしたいんだ。みんなよりも、多少短かったとしてもね。』

『もう、頑張らなくてもいい。楽になりなさい。』←これは、私が、私の母に言った言葉と同じです。

『みんなは死を恐れたり死を避けたいと思っているが、どっちが楽しいのかわからない。…みんな死ななければならないんだから、すべからく平等。』

と、まあ、次から次へと…
書ききれない。


もう、『旅立ちの支度』をはじめている私たち年代の人達は(そうじゃない若い世代の人達も)
嫌がってるんじゃなくて、逃げないで “死”という事を考えて、向かい合ってみるべきじゃないかな?
そして、自分に与えられた自分が主役の “人生”
しっかりと味わって悔いのないように楽しんで生きないとね