YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

ボブディラン

2012-07-10 22:52:29 | Weblog
大作ミレニアムを読み終えて…
やっと7日土曜日のコンサートのお話です。

私のお誕生日の前あたりから、このコンサートの日のことをグラハムと話していました。

私がお仕事が終わるのが5時で、支度をしてシティーに歩いて行くと6時近くになる。
で、コンサートは8時。

その2時間でディナーを食べよう!
と、考えたのはいいのですが…

私は朝とお昼はしっかり食べるけど、晩ご飯は…
1/3人前くらいで十分。
食べ過ぎるんだったら、食べないほうがいいくらい。

グラハムはと言うと、
彼の身長は178センチ。
で、体重は…驚くなかれ 120キロ 
今、自分の人生の中で最高(気分じゃなくて、体重が)なんだそうです。
で、ダイエット中なので、これまた1/3人前。
2人合わせて2/3人前じゃあ…
レストランに行っても…ねえ。

って言うことで、いつも私が時間を潰す時に使うローマストリートの駅の2階のフードコートで、ゆっくりとその時間を過ごす事にしました。
そして、6時の待ち合わせ時間ににシティーに現れたグラハムは…
なんと、スーツにネクタイ姿 

校長先生みたいだった(笑)

で、7時半に腰を上げて、バスでカルチャーセンターに行くと…
15分前 

席は、一番前の右端 

私が一番端で、その隣にグラハムが座り…
私がトイレに行って帰ってくると、
「Yasuko 今日のコンサートはボブディランではないんだって!」
「え???」
「本当のボブディランじゃなくて、他の歌手が“ボブディランの曲を歌う夕べ”だって。」
「へっ???」
「僕の隣の人がね、パットって名前なんだけどね、教えてくれたんだ。」
「え?? じゃあ…ボブディラン…は…?」
「今日は来ないんだ。」
「…Graham…I’m so sorry…」
「どうしてYasukoが誤るんだ?」
「だって…チケット…高いのに…買って…もらったのに…」
「だって、Yasukoは知らなかったんだから、仕方ないよ、Yasukoが悪いんじゃない。ボブディランは来なくても、楽しめば良い!」

なんて言ってる間に、ショーは始まって…

バックのバンドにギターが2人、キーボードが2人、ドラムが1人。

2人の女性と3人の男性、合計5人の人が代わる代わるボブディランの曲を歌う…
時には静かに…
突然激しく!
そしてまたスローに…
パンチの聴いた声の女性はダンスも凄いっ!

でも…グラハムの目は…見えない…

だから、一生懸命に今私に見えるものを伝える。
本当に英語力のないことが、悔しい!!

ダンスになった時に、ステージからのスポットタイトが突然客席に向いた。
グラハムが眩しそうにした。
「グラハム、感じるのね?そうよ、今、ダンスしてる!すっごい綺麗!!」

歌ってる人達は20代後半から40代くらいの人達なんだけど…
曲がボブディランだから…
お客さんたちは3000人近くの全員が私たち年代!(笑)

アンコールではみんな立ち上がって(勿論グラハムも!)
みんな踊った!!

知ってる曲は4,5曲しかなかったけど、
本当に素敵なコンサートだった。

後でグラハムが
「右のギターの人のギターの腕は大したものだ!ドラムも凄い、絶妙なタイミングだ!
すべての演奏に、ミスは一つもなかったよ!」って。

まあ、とんでもなくビックリしたコンサートだったけど、
グラハムも楽しんでくれたし、
英語の分からない私も本当に楽しめて…“めでたしめでたし 


でね、帰りはバスでエイトマイルまで行って、そこにおいておいた車でグラハムを家まで送ったんだけどね。
いつもは下の道を通っていくんだけど、
高速道路を通った方が早いし、夜だから安全だ ってことで高速を使ったの。
勿論グレッグに借りたカーナビを付けていたんだけど…

いざ、ドライブをはじめると…
どうもナビのお姉さんの英語が聞き取りにくい 

「グラハム!今何て言った?」
「右に寄って」
「今度は?」
「もうすぐ出口」
「降りたら右」
…てな具合で…

相変わらず、私の人生は…“珍道中” 


そして、昨日、ナオとそのカーナビの話をしてたら、
「そっか~、ママは分かりにくいのね~。いろいろ選べてね、アメリカ英語に設定したんだよね~。
私はカナダで英語を覚えたから、このナビのお姉さんの英語の方がわかりやすいんだけど…」
「私は、前の人のほうが分かりやすかったよ」
「そっか~、前の人はオーストラリア英語だったからね~。ママはオーストラリア英語で慣れちゃったんだよ!」って。




スティーグ・ラーソン 

2012-07-10 20:40:04 | Weblog
『ミレニアム 3』 上下巻

今、読み終わりました!!!

一言、「凄い! 参りました~!」

2巻の下巻から3巻の上巻くらいの間は、私の大好きなサランデルが何度も殺されそうになって…
なんだか気が気ではなく…
読み進むのが怖くって…
一回に10ページくらいしか読めずにいて…
(本当に怖いのよ~!)

最初のすっごく嫌なやつが死んで、やっと読み進めるようになったと思ったら、また次にどうしようもなく怖いやつが現れて…
この2冊を読むのに、すっごく時間がかかってしまった 

3巻の上巻の終わりから、下巻に入ると…
どんどん話が進んで、どんどんどんどん面白くなって…
裁判が始まったら…
もう、止められない 

この3日間、ブログも書かずに、読みふけっていました 

で、主人公のサランデルは今27歳のとても小柄な女の子なんだけどね。
頭も、運動神経も物凄く切れて潔い。
そして、物凄く意志が強い!
読んでいて、本当に気持ちいい!

知らず知らず、ガッツポーズをしたりしてた(笑)

私、一目(一読?)惚れ 

『女には二言はない、やるといった以上最後までやらなきゃ。』 (←これは私が2人の娘を育てる時に、いつも言っていた言葉です。同じことを言ってる人がいて、めっちゃ嬉しかった 

『今逃げるのは最悪の選択よ。私は問題を解決しなくちゃならない。』

『彼女は相手が誰であれ、借りを作るのが嫌いだった。』

こんなにスッキリと気持ちのいい言葉に出会えた