YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

“生”について思うこと

2012-07-30 20:32:46 | Weblog
先日、お寿司を巻きながら…(要するに、仕事中なんだけど…笑)
M氏と“お産”の話になった。

お産に関しては、日本とオーストラリアでは考え方が凄く違う。

今では日本でもそうらしいけど…
こっちではほとんどだんな様がお産に立ち会う。
そして産後の入院は一晩とか2晩。

お産は病気ではなく、自然な事なんだから、病人扱いはしてくれない。

で、こっちでは実家に帰るなんて習慣はまるでないので、退院したら夫婦2人で、普通に子育てをはじめる。

日本ではお宮参りまで実家で! なんて言うのが普通?じゃない?

って事はさ~、
そのひと月とかふた月の間は、旦那様(父親)は…
生まれてきたじぶんの赤ちゃんとは一緒に過ごさない?過ごせない?

こっちに住んでる人がお産をするとなると…
日本人の人はほとんどが日本に帰ってのお産。
そうなると…
生まれるひと月くらい前から日本に行って…
持ち運びじゃなくて、長旅が出来るようになる3,4ヶ月まで日本にいる事になる。

新生児の毎日の成長は凄まじい!
日に日に顔も、身体も変わっていく!

その変化を、
自分の子供の一番凄い成長を、その父親が見れないって事って、大問題だと思うの。

生まれたばっかの皺だらけの、まっかっかの、片手に収まってしまいそうな…
小さな小さな命。

目が見えないのに必死でおっぱいを探し、凄い勢いで吸い付く…
生命力。

眠っているのに…ひとりでに微笑む…
天使の微笑み。

見えないのに、見えるがごとく母親を探す…
小さな眼。
ちょっとブルーがかった綺麗すぎる白目。

そして、時には2時間おきに飲ませるおっぱい。

こんなに素敵な何もかもを見ないで、知らないで、
いきなり3ヶ月になって笑うわが子を見せられて…

(うん、俺はこの子のお父さんなんだ!)って…
すぐに思えるのかな~?

こっちの父親の家事、育児参加率って、目茶苦茶高いと思う。

父親の幼稚園や学校の送り迎え率。
父親の行事参加率も!

どこの国にも、どこに行っても、駄目な親たちっていうのはいるんだけど、
こっちの父親みたいに育児に参加していれば、
自分の子供に対する愛情って違ってくると思うのよね。

今まで、もうお産とは縁遠くなってきて、
“人生の卒業”についてばっかり考えるようになっていたから、この話題はとっても新鮮だった。

だから、これから出産を控えている若者たち!!
二度とない赤ちゃん誕生の瞬間を、
そして二度と味わえない新生児育児の辛さ、喜び、をめいっぱい味わってくださいね 


今ね、ウチのお店のあるモールのお掃除をしてくれているインド人のディーブって言う子が妊娠中で…
8月29日に出産予定なの。
毎朝、顔を見るとお互い手を振って “おはよう” って言うだけなんだけどね。
たま~に休憩時間に合うとちょっとだけおしゃべりをする。

この間(1週間くらい前)は、もう、赤ちゃんが下がってきてるって言ってた。
「あなたはまだお仕事をしてるからね~。予定日よりも早いかもね。
でも、もういつ生まれてきても十分に育つから、赤ちゃんがあまり大きくならないうちに出てきてくれたほうが、楽かもよ!」
って、お腹に触らせて貰って…
いいね!  生  


写真は、サラの写したサラのお家の紅葉した葉っぱたち。