なんかオウムの逃走犯が立て続けに逮捕されましたね。
17年も逃げて逮捕された時の心境はどうなんだろう?
実はアタクシ、22~23歳頃にケーサツに捕まった事がある。
錦糸町で飲んで遅くなったので、歩いて浦安まで帰宅する事にした。
歩いていたら鍵のかかっていない自転車を発見。
『チョイと拝借』と言う事でルンルンでチャリンコに乗って自宅へ向かってこいでいた。
葛西橋の脇で、ケーサツ5人が検問をしていた。
『この自転車は誰の?こんな時間にドコ行くの?』と聞かれた。
『これは僕のです。おウチに帰ります』と回答
『じゃぁー自転車の登録番号調べるね。』とケーサツ。
この時点でかなり焦っていた。
5人位に囲まれているが隙をついてダッシュで逃げ出した。
ケーサツは必死で追いかけてくる。『カランカラン』と音が何回か鳴った。
ケーサツは警棒を投げてきた。1個が足に当たった。あれはマジでこけそうになった。
でも当時のアタクシは毎日のように、運動をして鍛えておったので、
今から比べると身体は軽くムチャクチャ足が速かった。
逃げている時の駆け足はメチャ速かった。
多分100mを8秒7の世界記録並の速度が出ていたと思う。
それでもケーサツは追ってくる。
アタクシはどこかの駐車場に追い詰められた。
後は2mくらいの壁。
今度はこれを力ずくでよじ登って乗り越えた!
ケーサツが驚いている声が聞こえた。
更に更に何回か壁をよじ登って逃げると、運送会社の敷地を発見。
なんとか逃げ場所を探してトラックの下にもぐった。
呼吸が乱れている。ハァハァハァハァ状態だ。
トラックの下からケーサツの足が見える。
ハァハァを最小限にして息を殺した。ムチャクチャ緊張!
5~6人がどっかに追いかけていくのが分かった。
ホッとした。始発まで野宿して会社に行くか?自宅に帰るか?
なぁんて考えていたら、別のケーサツが5人程、追ってきた。
『おいおいチャリンコドロボーで大物捕り並の人数じゃないか!』と焦る。
4人がスルーした。最後の一人が・・・・トラックの下を覗き込んだ。
息の根が停まった。
あの心境はナカナカ説明しづらいが、その後2年間位はケーサツを見ると怖かった。
あの精神的苦痛は・・・『俺はバカな事やったなぁ』と体感した。
懐中電灯に照らされて『オマエ!何しているんだ!出て来い!オーイここに居たぞ!』
アタクシは観念したので、素直に出て『ゴメンナサイ』と言った。
すると5人に両手両足を掴まれて倒されて、身体中をまさぐられる。
身体検査をしている。
ケーサツは、チャリンコごときで逃げ方が半端じゃないから変な物を所持していると
疑っていたようだ。そして応援部隊を呼んだそうだ。
アタクシ当然『変な物』は持っていない。
その後、ケーサツ署に行ってこっぴどく怒られて、指紋と掌紋を採取されて、
開放された。。。悪い事はしちゃいけません!と強く反省しましたね。
オウムの犯人は・・・逃げている時や捕まった時、
アタクシ以上(当たり前か)にスーパー緊張して、スーパー精神的苦痛を味わったのだろうな。