8/12 8:00外は雨。草津白根山の登山口に着き準備を開始。Hiroと二人カッパを着てスタートだ。
スニーカーで登った為、足がびしょ濡れ。しかも地図を持たなかった為、道を間違えて苦労して山頂に行った。
上り始めて2時間位か山頂に着いて『ヤッター!』
と思ったらおいらはビビッた!驚愕!!!ってやつだ。
なぜか山頂に変態ジジイが居るのだ。まず目に付いたのはケツを丸出しにしている。
上半身は金太郎の前掛けをしている。柄は東南アジア風で足元はビーサンだ。よく見ると足の親指はマニキュアをしている。
『ウーン。。。。』頭が混乱した。メダパニだ。
①なんでこんな雨中の山奥に変態が出るのだ?東京に行け!
②変態が何か仕掛けてきたら懲らしめてやろう
③Hiro!俺のそばに居なさい。離れちゃダメだぞ!
④ウーンなんだか怖いな。目を合わせないで違う方向を見よう
⑤逃げたら追いかけてくるのだろうか?
⑥タヌキが化けて出る事は無いはずだ。オー俺って冷静じゃないか。
色々な思考が駆巡って、上記①~⑦がリピートしていた。その時!
変態が攻撃をしかけて来た。
『ここは頂上じゃないですね。あっちが3角点ですね』
と割と普通の内容で話しかけて来た。
おいらは戦闘モードになる予定が動揺して
『あ、あそうですか。

』なぁんて間抜けに答えてしまった。しばらくの沈黙の後『Hiro、指標の前で写真を取ろう!』と言うと変態ジジイが
『シャッター押しましょうか?』
と来る。相手に刺激を与えずに冷静に話をせにゃイカン!と思い(びびっていた事もある)
『そうですか。しかし今日はあいにくの天気ですねー

』とかわした。
変態は
『昨日は高妻山に登りましたよー』
ときた。
高妻山・・・100名山だな変態の癖にメジャーな所に行くのだな。と思った。
変態は更に続けて『その前に妙高と火打、雨飾山も登りましたよ』と来たのだ。
妙高と火打!?おー羨ましいぞ!なんだこのジジイは!と思い『おー随分と有名な山ばかりで羨ましいですね』
とうかつにも喋ってしまった。が!話すうちに、変態ではない事が解った。
汗かきでシャツを着たくないらしい。靴が蒸れてサンダルで登ってみたらハマりだしたそうだ。
驚いた事に剣も同じ格好で登ったらしい。更に聞くとおいらの憧れルート、奥穂~西穂も同じ格好だったらしい。
日本有数の峻険ルートをサンダルかよ!?この変態は・・・イヤイヤこのお方は相当なエキスパートだな。。。
ヒマラヤのエベレストBC、6000mまで同じ格好だった事を聞いた時、心の中で
『このお方はスゲー!』
と
『まてよ日本の恥ではないだろうか?』
という思いが交錯した。
褒められた格好ではないが、よく見るとフンドシをして大事な部分は隠している。
このお方はおいらのやりたい事をことごとく経験しており、全く羨ましい。
当然、格好は真似したくない。
しばらく喋って楽しい時間?を過ごして下山し、温泉に向った。
本日の反省
・地図を持って行く事。
・登山靴は大事
・山をナメ無い