今年の春は「写楽展」が開催される。
ベラスケス、レンブラントと並べて「世界の三大肖像画家」の一人とクルトというドイツの研究家は絶賛しているが、版画は、絵師、彫師、摺師の分業で制作されるもので、写楽であっても共同作業の一員に過ぎず、芸術家というよりは職人である。
今や5,000万円からする写楽の版画だが、歌舞伎小屋で売れ行きが悪ければ包み紙の代わりに使われた事もあったそうだ。
京極夏彦の小説にも登場する明石散人という人の本は面白い。
以前、明石散人氏の写楽の説を読んでから、ずっと写楽展が開催されるのを待っていた。今年いよいよその夢が叶う。
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