http://www.ntj.jac.go.jp/oyako2013/kabuki.html
そして、レオ・レオニ展の後は、妻と長男と合流して歌舞伎鑑賞。
長男の小学校から、夏休み前に、
親子で楽しむ歌舞伎教室の案内があったので、
好奇心がむくむくむく、
じゃあ、いってみようぜということになったのだった。
僕は狂言は観たことはあったけれど、
生で歌舞伎を観るのははじめて。
歌舞伎教室ということで、
ステージの仕掛けや小道具や音楽などの基礎知識の
子ども向けの解説を事前にしてくれて、
休憩をはさんでから本番の舞台。
「芦屋道満大内鑑」。
芦屋道満と言えば、そう陰陽師の安倍晴明のライバル。
題名は芦屋道満大内鑑だけど道満はこの幕では実は登場しない。
登場人物は子ども時代の安倍晴明とその両親。
父親、安倍保名は陰陽師 加茂保憲の弟子。
そして、晴明のお母さんは葛の葉姫に化けた狐だという話。
この幕は、葛の葉狐の正体がばれて、
保名と子ども(晴明)をおいて森に帰ってしまうというあまりにも有名なシーン。
「恋しくばたづね来て見よ和泉なる信田の森のうらみ葛の葉」という
これまた有名な句が詠まれる。
荒俣宏、京極夏彦、そして夢枕獏の影響で、
陰陽師大好き、安倍晴明大好きな僕としてはうれしいお題目だった。
安倍晴明と言えば京都の晴明神社があまりにも有名であるが、
実は大阪、天王寺の近くにも安倍晴明神社という神社がある。
こっちがこの歌舞伎の舞台となっているところのようだ。
僕は京都はもちろん、大阪の安倍晴明神社にも何回か行ったことがある。
歌舞伎なんて、
何となく敷居が高かったけれど、来てみればどうってことなかった。
親子で楽しむ歌舞伎教室という趣旨なので、
気負わず観れたということかも知れないけど。
2等席なので(気づくのが遅れて2等席しか取れなかったんだけど)
お値段はお手頃で、でも全然上等の席だった。満足、満足。
たまには歌舞伎なんてのも好いもんだな。
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