2016年2月28日、白寿ホールにて無事「庭~ピアノとクラリネットと篳篥の為の」の世界初演を終える。
ジョン・ケージの「龍安寺」に触発されて筆を進めた作品であったが、
結果的にケージとは全く異なる世界観を提示することができたと思う。
それにしても作曲というのはつくづくプレイヤーに負うところが大きいものだと思う。
今回はピアノ、クラリネットと篳篥という物理的構造も歴史的文脈も違う楽器の組み合わせであった。
当然ピッチなど演奏上の障害も大きいなか、見事に一つの空間を創り上げて下さった
中村仁美さん、トーマス・ピアシーさん、棚橋由美さんには感謝してもしきれぬ想いだ。
作曲家は「黒い点」だけで全てを表現しきることはできない、
そこにプレイヤー即ち「生き生きとした人間の力」が加わることによって
「音符」は「音楽」になるのだと思う。
この機会を与えてくれたトムを始め、
支えて下さった皆様に心より感謝致します。
ジョン・ケージの「龍安寺」に触発されて筆を進めた作品であったが、
結果的にケージとは全く異なる世界観を提示することができたと思う。
それにしても作曲というのはつくづくプレイヤーに負うところが大きいものだと思う。
今回はピアノ、クラリネットと篳篥という物理的構造も歴史的文脈も違う楽器の組み合わせであった。
当然ピッチなど演奏上の障害も大きいなか、見事に一つの空間を創り上げて下さった
中村仁美さん、トーマス・ピアシーさん、棚橋由美さんには感謝してもしきれぬ想いだ。
作曲家は「黒い点」だけで全てを表現しきることはできない、
そこにプレイヤー即ち「生き生きとした人間の力」が加わることによって
「音符」は「音楽」になるのだと思う。
この機会を与えてくれたトムを始め、
支えて下さった皆様に心より感謝致します。