週に2度、スクラブ洗顔をしています。
「あんまり頻繁にやらない方がいい」ってなことを、なんたらチズ先生が仰ってました。
う~ん。確かにあなたのお肌は美しい。
しかし、それが【美】なのかどうかは、ちと疑問。
貧乏くさいところがどうも苦手。
私ね、自分ではあまり分からないけど色白だとよく言われます。
祖母(嫁ぎ先の)が私に会うたびに「色の白いは七難かくす」ってよく褒めてくれてたんだけど、あれって全然褒めてなかったという事に最近になってようやく気が付きました。
何かトゲがあるなぁとはうすうす感じていたんだけどさ。
祖母ね、お金持ちのお嬢様だったらしくお手伝いさんも何人もいらっしゃったそうで・・。プライドも高くてまぁ気品もおありで。
確かにお顔もそこいらのお年寄りとは比べ物にならないくらいお綺麗でした。
(見た目は日本猿にそっくりだったけど。あ、上品な日本猿ね。)
はい、では三省堂の現代国語辞典で(七難)という言葉の意味を調べてみましょう。
490ページを開いてくださ~い。
七難・・・ ① 火難、水難などいろいろな災難。
② 多くの欠点。
ふ~ん。何だか不快。
私の多くの欠点ってなんだろう。
この狭い顔の中にそんなに多くの欠点があるのか・・。う~ん。嫌だな。
では、気を取り直して1103ページを開いてみてください。
ここにある【べっぴん】という言葉の意味を読んでみましょうね。
べっぴん(別嬪)・・・ 美人。美女。
ふふっ。
落ち込んだ時、このページをみると少しだけ元気が出てくる魔法の言葉。
(いや、本当はさぁ、小学生用の国語辞典で調べたらもっといいことかいてあったんだけど、惜しいことに今はもう捨ててしまって無いのです。それには【驚く程の美しい女性】てなことが書いてあったような・・。)
今から26年ほど前。そう、あれは私がマリーンガールだった頃。
マリーンガール・・・フェリーで働く若い女性。
売店やレストランでの仕事をする。
毎回毎回、多くの乗船客で地獄のような日々を過ごしていたあの頃。
なんせ私の乗る船、時間帯がいいから。
一緒に入社した友達(時間帯の違う船)は結構余裕で仕事してたみたいなんだけど、運が悪いことに私のは毎回大入り状態。
忙しいうえにどういう訳か給料は少ないし(時間帯によって違ってくるから)、男の人の誘いが結構多くて、半年もしないで辞めてしまいました。
お皿を洗いながら毎回「今度デートしよう」なんていうウザイ料理人。
「死んだ田舎の妹によく似てる」と言って優しくしてくれたエロ船員。
ドライバーさんからの誘いも結構ありました。
ドライバーさんって収入がよくって、そいでもって奥さんが浮気して出ていったなんて人が多くて。(あの頃はね。)
で、そんな人たちの中で唯一、渋くて男らしい、そいでもって背も高くて無口なコックさんがいました。で、やっぱり腕もいいんだなぁ、これが。
その人と同じ日の勤務になるって事がみんなの憧れだったりして。
で、その人と乗船した時の勤務中での出来事。
「オーダー通りま~す!」
と、大声で叫ぶ私に向かってそのコックさんが言った言葉。
「あんた、本当べっぴんやなぁ。」
注・・料理を作りつつ、ゆっくりと顔を上げ、私の顔を見つめながら。
きゃ~。秒殺!!
べっぴんって古くさい言い方なんだけど、何だか特別な感じがして心地よいねぇ。
最近になって国語辞典で調べてえらく自慢しているという馬鹿な私ですが・・。
「ちょっと、ちょっと、べっぴんって意味、知っとる?」
「色の白いは七難隠すって、あれ実は褒めとるようで褒めてないんよ~。」
ってな感じで、余り役にも立ってないような知識を娘達にひけらかすhamakoであります。
もうすぐ44歳。
誕生日は長女がカラオケに連れて行ってくれるそうです。
ペガサスファンタジー歌おうっと。
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今日の写真はこれ。
パソコン周りを掃除してたらこれが出てきました。
「あら、やだ。」だって。
可愛~い。