長女、珍しく料理をする気になる。
簡単に。
教えるほうも面倒くさいのでうんと簡単に。
ポテトサラダとしじみの味噌汁、切るだけの冷奴、チンすれば出来上がるジャコ天という献立で。
一応、長女には子供向けの料理の本を見せて、私はアイロン掛けを。
解らないときは聞いてくれというやり方で調理が始まる。
で、早速
殆ど料理しないから簡単な事までいちいち聞いてくる。
面倒くさいけど、ここはぐっと我慢してなるべく優しく教える。
そんな気持ちで。
だって私って何でも適当だからさ、そういうの得意じゃないの。
なんかさ適当にやってくれればいいのに、長女はジャガイモを茹でるお湯の量まで聞いてくる。
そんなのつかる程度よ。
湯掻けりゃいいのよ、そんなもん。
で、塩を入れろといったのに入れ忘れていたようで、随分たってから塩の量を聞いてくる。
適当でいいけど、まぁ量を聞かれれば答えなければ。
「小さじ半分ぐらいで。」
長女小さじを探そうとするがよくわからないようで・・・。
ああ~。
イラッと来る。
小さじが見つからないのなら適当でいいのに、素人とはそんなものか?
料理は私にお任せのベテラン主婦hamakoは答える。
「小指の先っちょの半分ぐらいで。」
そういいながら自分の小指を半分ほど爪で抑える。
「これぐらい。」
わかりやすい。
このぐらいでいい。
でも、何か違和感が・・・。
それを聞いていた次女がツッコミを入れる。
「お母さん、それ検便の量。」
ああ、
ああ、
ああ~~。
なんかおかしいと思った。
見たことのあるしぐさだとは思ったんだけど。
それでも無事にポテトサラダは出来上がりました。
ちょっと塩気が足りませんでしたけどね、まずまず。
どうも私には料理の講師は向いてないみたい。
依頼が来たとしても断ろうっと。