真夜中。
たぶん。
時計を見たような見てなかったような。
パチリと目が覚め、いきなり電話がなり始めた。
プルルルル・・・・プルルルル・・・。
うえっ。
こんな時間に誰が何の用?
取りたくないけどいつまでも鳴り続けるのも嫌なので受話器を取る。
でも、私はしゃべらない。
相手も無言。
で、電話をきる。
なにかの用事で電話をしたのなら何か言うはず。
これはいたずら電話か、またまた私の友人か・・・。
翌朝。
子供たちに電話の音がうるさくなかったか聞いてみたけど、誰も気がつかなかったらしい。
朝ごはんを食べながら、夜中にかかってきた電話の話をはじめる。
「たぶん夜中の1時やったと思うんやけど、電話が鳴ってさぁ」
と、ここまで話したら
長女が「1時なら私まだ起きとったよ。」と。
ふ~む。
じゃ、もう少し後だったのかも。
もう自分で時計を見たのか見てないのかも記憶にないみたい。
まぁ、いいかと話を続ける。
「ぱっと夜中に眼が覚めてさぁ、そしたらいきなり電話がプルルルルって鳴りだして、嫌やったけど仕方なく出たけど無言電話やったわ。」
と、ここでおかしなことに気づく。
ああ・・・。
子供たちもみんな気がつく。
家の電話の呼び出し音 (プルルルル~)じゃなくて(にゃ~、にゃ~)なの。
もう何年も前から。
全員凍りつく。
いったいどこからの電話?
霊界か?
で、試しに携帯から家にかけてみたけどやっぱり(にゃ~、にゃ~)としか鳴らないの。
ううっ。
確かに夜中にプルルルルって鳴ったと思ったけど・・・。
と、そこでまた嫌なことを思い出す。
夜中に何故か私の目覚まし時計が妙な時間に鳴りだしたことがあって。
急いで止めたけどそんな時間にセットしてない。
翌朝 子供たちにその話を。
「夜中にさぁ、全然違う時間に目覚まし時計がジリジリジリ~って鳴りだして、ホント急いで止めたわぁ。」
で?
え?
私の目覚ましって(ジリジリジリ)って鳴る???
よく考えてみたら(ピピピピピ~)。
でも確かにジリジリジリって鳴って、あんまり聞きなれないもんだから子供たちの時計かと思ったけど
聞いてみたら自分の枕元から鳴り続けてて、
ああ私の時計かぁと思って止めたら止まったのよ。
その時はまったく疑問に思わず翌朝、子供たちに指摘されて気がついた。
私の目覚まし時計の音とは違っていたことに・・・。
これで2度目。
あり得ない音が出るってことの不思議。
あなたも夜中の呼び出しにご注意を。