何が?
ゴキブリです。
我が家では2年に1回ぐらいにゴキブリがでます。
ほとんど
どういうわけか
我が家にはゴキブリがいません。
ボロマンションなのによ。
たまーに出るのは、たぶんよそから侵入してきたものと
思われます。
すごく大きい。
日頃見ないから余計に大きく感じるのでしょう。
昨日、私がお風呂に入ってるときに
姉妹のえらく賑やかな声が聞こえてきまして…。
あらー、楽しそうねぇ。
何の話をしているのかしら
とか思っていたけれど
これはどうやら賑やか過ぎる。
これは
もしや
嫌な予感
と、
そこで3女が申し訳なさそうに言ってくる。
「台所で水を飲もうとしたら壁にゴキブリが…。」
「叩こうとしたけど、えーっと、大きすぎて…。」
すわっ。
私の出番じゃー。
風呂に入ったばかりだったけど
あわててバスタオルを巻き付けて
いざ 出陣。
丸めた新聞を手に取り脚立に立ち
壁に張りついた巨大ゴキブリを叩き落とす。
バーン!
一撃。
お見事。
が、しかし。
ああ~。
痛~い。
肩が痛い。
腱板損傷の肩が痛い。
思い切り叩いたもんで肩がやられたー。
申し訳なさそうにたたずむ姉妹。
母はそして
何事もなかったかのように痛めた肩を撫でながら
また風呂場に戻るのであった。
やれやれ。
後のこと(死骸の片付け)は風呂上がりにでもすることにしよう。
それから。
風呂から出てきた私に次女が言う。
「まだ、死んでない。」
そしてそれは
どこかへ行ったらしい。
えー。
あんだけ叩いたのに。
瀕死の状態でいったい何処へ。
仕方なくまたバスタオルを巻き付けただけの姿でゴキブリの行方を
探すことに。
いちばん怪しいのはガスコンロの下。
が、暗くてよく見えない。
次女に明かりを灯せと指示したけど
手にする懐中電灯が
震えてしまって全く見たいところが見えない。
なんや、あんた。
ギャグみたいになってる。
だいぶん苦手のようです。
ほぼ死にかけのように見えるけど
私だってあんまり触りたくはない。
ゴキブリホイホイを出してきて
その粘着力でゴキブリを捕まえるという作戦に。
勿体ないけど仕方ない。
弱ったゴキブリの上からホイホイを被せて作戦成功。
新聞にくるんでごみ袋に入れてきつくしめ、任務完了。
ああ。
手強いね。
でも、母は強し。
いったい、何歳になるまで
私はゴキブリ退治をしなくてはいけないのでしょうか。
そのあと、3女が汗をかいた私の背中を拭いてくれたけど
試合後のプロレスラーの気分になるんで
やめてもらいました。
巨大なのはちょっと勘弁してもらいたいものです。