穏やかに…シニアブログ

日常・民話など

昔っこ・まま母のふくろ

2020-09-15 15:16:18 | 昔っこ・民話

むかし・むかしな。 今まで,見だごども、聞いだこともね ひでぇ、まま母がいであったど。

そのまま母にはな、前のおっかあの娘っこ「おりん」自分の娘っこの「おたつ」の二人の子どもがいであったと。

それでな、おりんという娘っこは、とても気立てのいい、めんけ子(かわいい)であったと。

んだどもな、おたつと言ったらな、これまた しょぽねわり(意地悪い)ただ者でない子であった。

ある日な、自分の本当の娘っこの おたつとおりんをわざと 昼過ぎに裏のさびし松林さ、まつぼくりを

拾わせにやったと。その頃の山の中はよ、冬が近いもんだから、柏の葉っぱも、栗の葉っぱも

すっかり地面に落ちてしまい、真っ黄色になってあったと。

 

おっ母は、お手玉で遊んでいた、おたつと、おりんを呼ばって、「おりん、おたつ。ちょっとけぇ。

ふたりして、この袋にな、松ぼくり、じっぱり(たくさん)拾ってこいや、冬の焚きものにするから」

こういってな、二人さ袋を一つずつ持たせたと。ところがな、おたつに持たせた袋と、

おりんに持たせた袋は、ちがってあったと。おたつの袋はな、底に穴の開いて無い 小さい袋で

おりんの袋には、底に穴の開いた大きな袋であったと。

 

二人とも、早く行って、松ぼくりを拾わないと、ばんげに(晩)になってしまうからな。

汗水流して松ぼくりを袋につめたと。 おたつの袋はすぐに、いっぱいになったと。

おりんの袋だば、なかなかはかどらなかった。 そうしているうちにな、だんだん日が暮れてきたと。

山の中も暗ぐなってきたもんだから おたつな、いっしょうけんめいに拾っている おりんに声かけたと。

「おりん、おら早く帰るよ。おっかあに ごしゃがえるもの(怒られる)」

「おたつ、待ってけれ、なんぼ拾ってもいっぱいにならね。」

「おら、しらねぇ」

 

おたつはよ、知らねふりして おりんどこ山さ残してな、とっとと家さ帰ったと。

そのあだりからはな、遠くの海なりの音、たまに泣く狐の声で、からだも縮む思いであったと。

それでもな、おりんは、おっかねぇもの我慢してな、ひとつひとつの松ぼくりを 穴あきの袋に

詰めでいたと。だけどな、袋にたまらねわけを知らせてくれる者もいねしな。

そしたらな、おりんな、オラは、狐にだまされているのだべか。と思ったと。

 

あまり空ばたらきしたもんだから、疲れて、疲れて 足腰動けなくなったと。どっかり地べたに

座ってしまったと。そして、暗くなったもんだから、大声出して泣いたと。

んだどもな、不思議なことあるもんだ。おりんな、背にしてのっかてだ(もたれかかっていた)

松の木のてっぺんさ、ぽつんと一つの灯っこ見えたとよ。まるで ほたるの光っこみだいであったと。

おりんには、ほんとにきれいに見えたと。その光っこ、つかみとりたくなったと。

 

そんな気持ちになっていたとき、その木のてっぺんから バタバタとカラスの親子が降りてきたと。

「さっきから、なして泣いているのだ」と、たずねるから

今までの訳を話したと。「んだか。よし。きっと仇をとってやるがら、心配すんな。ゆっくり 俺の羽根っこ着て寝れ。いいな」

そういったと思ったら、親子カラスは、いなぐなってしまったと。

それからっていうものな、親子からすにたたられて、おっ母と、おたつは、毎晩寝れねくて、ばかになってしまったと。

またな、村ではな、毎晩のように 誰かの家の屋根で、親子づれのカラス泣ぐのだって。

そしてな、毎月の八日の朝ってば、おりんと同じ声っこで、

「帯も えらね(いらない) まま母にくや(にくい) ガー。ガー。」とな。

 

それからというものはな、村の者の耳にも、いやな声っこ入るもんだから、

みんなして、おりんの祟りだと言って、おっかねがったと。(怖がった)

それだもんだから、この村さ、まま母になってきた者はな、先のおっ母のわらしを 

いじめる者いねぐなったと。    とっぴんぱらりのぷう

楽しんでいただけたら うれしいです。                   

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糸・難しい(オカリナ)

2020-09-12 09:38:37 | 日記・雑記

1月から~オカリナレッスンを休んでいました。昨日の朝までどうしようか・・・と悩み

きょう行かないと 自分の性格上もう行かなくなると 思いつつやっと昨日の 練習に出かけました。

3月・4月・はコロナで自粛休み 5月から始まったが、目の調子悪く手術も控えていたので

結局 8ヶ月休んだことになる。 目のこともあり自宅では ほとんど練習しなかった。

 

それで、昨日の朝まで、悩みながらやっと出かけました(^-^; 

前回から 中島みゆきさんの「糸」の練習に入ったとの事 ♭が3つ付く楽譜で 

長く休んでいたら 難しい・難しいー やばい  

運指を 頭で考えるものだから 指が付いて行かない あ”~~ 後半むずかしーー (^-^;

♭を赤ペンで(^^; 

  1日30分位練習しておけばよかったが、後悔先に立たず・・・ (2枚目もあるが、くり返しなので)

  ま・あきらめず、くさらず、あせらず、次回まで みんなについていけるように頑張ろう。

   この前の投稿で、背中を押してくださった みなさまありがとうございました<(_ _)>

  https://www.youtube.com/watch?v=S7Z7CD9QW2g&list=RDS7Z7CD9QW2g&index=2

   ⇧ 糸 島津あやさんで お楽しみください

  


ペンフレンド

2020-09-10 05:50:35 | 日記・雑記

昭和時代を過ごしてきた方は、経験があるかもしれませんね。

先日 テレビだったかと思うのですが、ペンフレンドの話がちょこっと出て

現在は、メールだよねの話。 うわ!懐かし~いと思いました。

中学~高校~社会人と 鹿児島・長崎・愛知県と3名のペンフレンドと文通していました。

 

鹿児島の方は、女性。 長崎の川内という所の方は男性。愛知県の方も男性。 

自然消滅の方もいます。愛知県の方は、お友達4~5人と北海道旅行の帰りに

秋田に寄って行きたいとのことで お目にかかったことがあります。20歳頃。

秋田駅で待ち合わせましたが、初対面だったのに、どうやってわかったのかなぁ?

思い出せません 男鹿半島を案内しました。その後、文通は続きましたが、

私が結婚するのでと 文通は終わりました。お祝いにと、アルバムを送って頂きました。

秋田美人を期待したでしょうが・・・ 秋田の女性だって、例外もいますからね(笑)

 

思えばよくまめに 手紙を書いたものだなぁ・・・ 

今なら、たま~にハガキを1枚書くのに ずいぶん時間がかかり、漢字も忘れて書けない(^-^;

昔は、ネットも無い、携帯も無い、楽しみはテレビか読書くらい。手紙は苦じゃなかったなぁ・・・

現在、ほとんど ペン(えんぴつ含む)を持つことはありません。何か書こうと思えばキーボードで。

新聞投稿も キーボードで打って添付です。漢字も勝手に変換してくれるし 調べなくても良い。 

書くということは、ボケ防止には 脳を働かせるから 最適と思うのですが・・・

私の脳はさっぱり働いていない。かと言って、この時代に ペンフレンドでもないしねぇ・・・

 敷地のトラノオが花盛りです。どんどん増えてますが 雑草よりはいいと お構いなしに。

 

      みなさまは、文通の経験おありですか。

      ブログってある意味 現代版文通とも 言えなくもないような?・・・


カッコウアザミ(アゲラタム)

2020-09-08 15:38:57 | 菜園

暑い日が続き、本日34度。自家菜園の芽が出た野菜たちも グロッキーに

ジョーロに水を汲んで、かけているのですが・・・ もう、肩にも負担来てるし、成り行き任せに・・・

そんな中、カボチャが採れてます。昨年は1本の苗から50個ほど収穫し 

知人・友人たちにも差し上げ とても喜んでくれた。

今年は、昨年収穫したカボチャからとった種を播き 1本だけ植えました。

坊ちゃんカボチャと呼んでる、小さめのカボチャです。食べきりサイズで丁度よい。

お尻の部分の形が面白くて 載せてみました。まだ蔓に付いてもいるが、今年は少なくて10個位。

1番目の実は ホクホクして煮崩れもなく 美味しかった♪

 

敷地に咲いたブルーの花 カッコウアザミ(アゲラタム)かと思うのですが?

増えて、増えて 他の花の場所も占領してます。敷地のクジャクソウ、友禅菊など暑さ続きで

枯れてしまい 花が少なく寂しいが ブルーの涼やかな色が慰めに・・・

 

 ⇩昨日の夕焼け 自宅2階より 夕焼けは翌日お天気と言うが 暑い

 

暑いなんて言うと 台風被害の地の方へ 申し訳ありませんね。まだ停電が続いているそうで

冷房、冷蔵庫、お風呂などが使えず、暑い中たいへんです。1日も早く電気の普及を・・・

この度の台風で 被害を受けられた方々に 心よりお見舞い申し上げます。<(_ _)>

 

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谷川岳.衝立岩の思い出

2020-09-04 17:44:36 | 日記・雑記

2017年9月5日 谷川岳・衝立岩を見に行きました。膝が悪くて、登ることは出来ないが

夫の青春だった場所を見ておきたかった。写真を見ながら懐かしく思い出しています。

さぁ!行くぞ!

この先は車が入れませんので 一の倉沢.衝立岩の見える所まで 40~50分ほど歩きです。

 

 ⇧ 衝立岩を望む 圧巻です。しばらく佇んで眺めてました。手前側の垂直なところです。

  いつもガスがかかって、このように稜線がハッキリ見える日は、あまりないそうでラッキーでした。

 

  夫は若い頃休みになると 仲間とロッククライミングに。ハーケンも手作りしたとか@@

  溶接技能士でしたから、鉄を加工するのはお手のもの。

  ずいぶん古い写真で、セピア色になってますが(^^;

   

    ⇧一ノ倉沢

  ザイルやハーケンなど色々と、山道具残ってましたが、ピッケルとハンマーだけは残して処分。

  敷地に氷がはると ピッケルで割ります。軽くて使い心地最高です♪

 

⇧衝立岩の近くに、ここで命を落とした方達の慰霊プレート。たくさん岩に打付けてありました。

 

 ⇧しばし、佇んで衝立岩を目に焼き付けて 電気バスで「谷川岳ロープウエー駅」に向かう。

 

 ⇧ロープウエーに乗りで一気に 1.319mの天神平へ あっという間でした。

 

  ⇧天神平からの眺め 笠岳  白毛門

 

 ⇧ヒヨドリ草・アサギマダラを期待したが会えなかった   ⇧ シモツケソウがたくさん咲いて

  トーチソウもたくさん ⇧                   シャジン⇧

  天神平から 天神峠(1.502m)まで 足で登ってみました。

  きつかったですが、たくさんのお花を見ながら 楽しく登りました♪

  下りは、だめな膝ですから リフトで下りました 斜度がきつくて怖かったぁ~

 

 ここは、冬場はスキー場のゲレンデになっているので、 夏場はお花畑です。

 稜線をず~~と行けば 谷川岳山頂です。行きたかったなぁ・・・

 

   ⇧ 新聞に投稿したものです。母を看取ってからやっと行けました。

     あちらで夫に会った時に、谷川岳を見てきたよ!って 自慢できます